推しの遠征、全部行く?
- 好きなアイドルのツアーが、全国5都市で計10公演と発表されました。KAWAII LAB.の5周年アリーナツアーで、2027年1月30日の宮城から4月4日の福岡まで続きます。一般指定席は1公演1万円、東京から各会場へ通う新幹線代は、数えると11万8,080円で、チケット代の10万円を追い抜きました。
- 「行かなかった日は、戻ってこない」
- 「新幹線代は、推しに届かない」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 全部行く派 の言い分
ツアーが発表された日、私はまず仕事のシフト表を開きました。次に、乗り換えの時間を調べます。宿は、会場から遠くても駅に近いところを押さえます。発表の翌日には、だいたいの行程が頭の中にできています。友だちには呆れられますが、この支度をしている時間が、私にはもう楽しいのです。
前は、近い会場だけ行く人間でした。遠いところは、配信で十分だと思っていました。でも、昔好きだった人が、何の前触れもなく活動を止めました。私が行かなかった回の映像を、今でもときどき見返します。画面の中のどこにも、自分はいません。あのとき財布を気にした分だけ、記憶のほうが空いているのです。それ以来、迷ったら行く、と自分で決めました。
正直に言えば、近場だけで満足できる人がうらやましいです。あの人たちは賢いと思います。ただ、終わってしまったあとで「あのとき行っておけばよかった」と言う人を、私は何人も見てきました。行かなかった日は、あとから買い足せません。お金は働けば戻ってきますが、その日のステージは戻ってきません。
あなたが味方した 近場だけ派 の言い分
私は、家から日帰りで行ける会場しか取りません。それ以外は、申し込みもしません。日程が出たら、まず地図を開いて、終電で帰れるかどうかを確かめます。帰れない会場は、初めからないものとして扱います。冷たいと言われますが、この決まりを作ってから、応援が長く続くようになりました。
昔は違いました。遠くまで通って、カードの請求書を見ないようにしていた時期があります。ある月に、宿代と行き帰りの代金を足してみたら、チケット代より高くなっていました。そのお金は、推しのところには届いていません。運んでくれた鉄道会社と、泊めてくれたホテルに行っただけです。それに気づいてから、遠征に消えていた分を、グッズと、映像の円盤と、次の近い現場に回すようにしました。同じ財布で、応援できる回数が増えたのです。
全部追いかける人を、すごいと思う気持ちはあります。ただ、あの人たちが春まで立っていられるのか、私は本気で心配しています。推しの活動は、これからも続きます。応援するこちらが先に倒れてしまったら、何の意味もありません。
どちらにも呼ばれない立場 土日に休めない人
全部行くか、近場だけにするか。その手前で、土日に働いている人間がいます。私は休みの曜日を選べません。日程が出た時点で、行ける公演は決まってしまいます。お金の話にたどり着く前に、こちらの話は終わっています。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →KAWAII LAB.5周年ツアー、10公演を追う費用を数えたら28万円になった