許可が下りる前に、やっちゃう?
- データセンターの建設予定地で、森がすでに切られていました。面積は300ヘクタールを超え、サッカー場およそ420面分と報じられています。フィンランドの許認可監督庁は、法律で義務づけられた環境影響評価が終わっていないとして、Googleのフィンランド法人に、地面を変える作業を止めるよう求めました。
- 「待ってたら、一生始まらない」
- 「先にやった人だけ、得をする」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 先にやる派 の言い分
日曜の朝、台所の棚がぐらぐらしているのに気づいたら、その日のうちに外します。家族には相談しません。相談すると、業者に見てもらおう、見積もりを取ろう、連休まで待とう、という話になって、棚はぐらぐらしたまま夏が終わります。仕事でも同じです。企画の紙を上に回して返事を待っているあいだに、その企画でやりたかったことは、よその会社がもう始めています。
先に手を動かすようになったのは、前の職場にいたころです。順番を守って、必要な判子を全部もらって、きれいに進めた仕事がありました。ずいぶん時間をかけて、ようやく動かせると思ったころに、その話はもう要らないと言われました。順番を守ったことを、だれも褒めてはくれませんでした。あのとき分かったのは、待つことにも、ちゃんと損があるということです。
人には言いませんが、順番を先に言う人を見ていると、責任を持ちたくないだけに見えます。許可が下りるまで動かなければ、うまくいかなくても自分のせいになりません。私はそれが嫌なので、先に手を動かして、怒られる側に立ちます。怒られるのは私ひとりで済みますから。
あなたが味方した 許可を待つ派 の言い分
回覧板が回ってきたら、最後まで読みます。庭の木を切るときも、業者を呼ぶ前に、両隣に声をかけます。面倒だと言われますが、面倒なことは先に済ませたほうが安いと思っています。工事の音が出る日も、お知らせの紙を貼ってから始めます。
きっかけは、隣に住んでいた人です。ある朝、音で目が覚めて窓を開けたら、境目に立っていた木が根元から切られていました。その人はあとで来て、ごめんねと笑って、お菓子をくれました。悪い人ではありません。でも、その日からうちの風呂場の窓は、通りから丸見えになりました。切った人は謝って終わりで、こちらは目隠しの板を買いました。謝ってもらっても、木は生えてきませんでした。
人には言いませんが、先に動く人を見ていると、ずるいなと思います。順番を守る人は、待っているあいだ何もできません。飛ばした人は、その時間でもう進んでいます。あとから謝るほうが得をするなら、守っている私は何のために待っているのか、分からなくなります。
どちらにも呼ばれない立場 言われて手を動かした人
図面を渡されて、言われた通りに木を倒しました。止めろと言われたら止めます。許可がどうなっているかという話は、私たちのところまで回ってきません。あとで責められるのは、決めた人ではなく、現場にいた人です。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →サッカー場420面分の森を切ったあとで、フィンランドがGoogleに待ったをかけた