うちの朝、そんなに
優雅じゃないんだけど
――ある働く女性が、首相の答弁に
写真はイメージ Photo by CHUTTERSNAP on Unsplash
高市首相の「朝に3、4時間」答弁 怒りの隣で、うなずいた女性もいた
朝の支度に、男性の首相より3、4時間余計にかかる。高市早苗首相が10月14日、衆議院予算委員会でそう話した。働く女性から、まず返ってきたのは反感だった。「そんな優雅な朝じゃない」。
「3、4時間」は、国会改革の話の中で出た
なぜ首相が、朝の化粧の話をしたのか。きっかけは国会改革だった。
日本維新の会の藤田文武共同代表は、首相がここまで国会に出て長く拘束されるのは国際的に見て普通ではない、と問いかけた。その答えの中で、高市首相はこう話した(産経新聞)。
「朝はですね、入浴をし、また朝食の支度をし、後片付けをし、また、お化粧もし、とかいうと、まあ男性の総理大臣よりは、3、4時間、余分に時間を使っているかもしらんな、という気はします」(J-CASTニュース)
その手前で、首相は「私が男性総理ではなく女性総理であるということに、そこに座っている総理秘書官たちも中々慣れてくれてなくて」とも話していた。答弁のあと、議場では笑いが起きたと週刊女性PRIMEが伝えている。
ネットの評判
受け止めは割れた。東洋経済オンラインによると、働く女性から「そんなにゆっくりした朝は過ごしていない」という声が相次いだ。この記事はYahoo!ニュースにも載り、10月20日の時点でコメントが303件ついていた。
政治家からも批判が出た。立憲民主党の蓮舫参院議員はXに「総理自身がジェンダーギャップの解消に努めてほしいです」と書いた。共産党の吉良佳子参院議員は「女性の地位を貶める答弁に怒りしかない」と批判した(J-CASTニュース)。
AERA DIGITALに書いた北原みのり氏の批判は、もっと強い。「毎朝のルーティーンに3~4時間も使うなんて無理」とし、「そんな女、いるか?」と書いた。
一方で、女性の負担を語っただけだ、元は国会改革の話だったはずだ、という受け止めもある。
反感の前に、うなずいた人もいた
怒られているのは「3、4時間」という量と、「女性だから」のくくり方だ。「女性のほうに家事が偏る」という中身そのものは、あまり叩かれていない。
言論サイトのアゴラに「働く女性の視点から」と題して書いた瀬戸まどか氏は、「まず共感できる部分はあります。日本では依然として、家事・育児の負担が女性に偏っている傾向が続いています」と書き出した。そのうえで「平均的な働く女性は1日3~4時間も化粧や入浴や家事にかけることはできません」と続けた。うなずける部分と、うなずけない部分が、同じ答弁の中に入っている。
偏りのほうは、数字でも確かめられる。内閣府の男女共同参画白書(令和5年版)によると、6歳未満の子どもがいる世帯では、家事と育児の77.4%を妻が担っている。3、4時間という量が合っているかはさておき、どちらに寄っているかの向きは合っている。
では、元の話はどうなったか。AFP通信によると、この日の審議では、与党側の議員からこんな数字も示された。日本の首相が国会に出る日数は年に72日、イギリスは50日、ドイツは13日という。72日と13日。この差をどうするかが、この日の本題だった。
中止が4公演。倉敷は、無事に終わった
徳永英明、喉の不調からツアー復帰
43万円の新型冷蔵庫、錆びて見える
Xで話題のアクア「AQR-DUX51B」
高校が遠くなると、
お金がかかる
――兵庫県で、1万3000筆の署名に出た声
- 「そんな優雅な朝じゃない」 高市首相《女性は3、4時間余分にかかる》発言に働く女性が怒り…"共感より反感"強かったワケ(東洋経済オンライン/Yahoo!ニュース)
- 高市首相、化粧など「3、4時間、余分に...」発言が波紋 「女性の地位を貶める答弁」と国会議員が批判(J-CASTニュース)
- 化粧や料理など「男性首相より3、4時間余分に」高市首相が日常明かす 国会改革で議論(産経新聞/Yahoo!ニュース)
- 化粧など「男性より時間かかる」 高市首相、国会審議巡り吐露(時事ドットコム)
- 高市首相、身支度や家事に男性首相より「3~4時間余分に」(AFP=時事/Yahoo!ニュース)
- 〈都合よく女を出す〉と波紋、高市首相「化粧して、朝食の支度と片付け」男性総理より時間を使う発言(週刊女性PRIME/Yahoo!ニュース)
- 高市首相「女だから余分に使う3~4時間」の不誠実 永田町「女性排除」の歴史の残影を思う 北原みのり(AERA DIGITAL/Yahoo!ニュース)
- 高市首相の「女性だから3〜4時間余分」発言が映すもの:働く女性の視点から 瀬戸まどか(アゴラ)
- 高市首相「化粧や料理で男性より余分に時間」 国会改革めぐり(日本経済新聞)
- 令和5年版 男女共同参画白書 第1節 働き方や就業に関する意識の変遷、家事・育児等・働き方の現状と課題(内閣府男女共同参画局)
- 【高市総理】化粧・朝食の支度で「男性より3~4時間余分に」国会答弁(ABEMAニュース【公式】/YouTube)
