異世界モノなのに『超弩級』というセリフが出てきて失笑した
Xの投稿。1万件を超える反応
写真はイメージ Photo by Abdullah Al Hasan on Unsplash
異世界に「超弩級」はおかしい 言った本人が4行目で自分にツッコミを入れていた
異世界もののアニメに、「超弩級」というせりふが出てきた。それを見た眠田直さん(@goeppels)が、10月12日にXへこう書いた。「異世界物なのに「超弩級」というセリフが出てきて失笑した。あれはねぇ、イギリス海軍の戦艦「ドレッドノート」が語源なんだよ!」。この投稿に、1万件を超える反応が付いた。
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由来は、確かにそのとおりだ。「超弩級」の「弩」は、1906年に進水したイギリス海軍の戦艦ドレッドノートの頭の音に、当て字で漢字を当てたものだ(語源由来辞典)。イギリス海軍がなければ、生まれなかった一文字である。眠田さんが言いたいのは、その世界にイギリスも戦艦もないだろう、ということだ。
投稿の4行目で、本人が先回りしていた
ただ、この投稿は4行ある。3行目は「その世界に「ドレッドノート」あったのかよ。」と続く。そして、最後の行がこれだ。
「まぁあんまりうるさく言うと、メートル法も使えなくなっちゃうんだけど。」
メートルも、出どころは地球だ。フランス革命のさなかにダンケルクとバルセロナのあいだを測り、地球の子午線の長さを計算して、1795年にフランスで決まった単位である(産業技術総合研究所)。同じ理屈で詰めていけば、異世界の住人はメートルもセンチも口にできない。おかしいと言った本人が、同じ投稿の最後で、自分の指摘の行き着く先まで書いてしまっている。読者が「それを言ったら」と返す前に、先回りされていた。
それでも反論は集まった。はてなブックマークには300件を超える印が付き、「それ言い出すと、異世界で日本語が通じてるのがおかしくなるんだがね」「異世界語の日本語吹替版を観てるとでも思えばよろし」といった声が並んだ。まとめページの返信では、話が暦にも広がった。異世界の1年は365日なのか。1日は24時間なのか。1年が384日という設定のアニメを挙げる人もいた。
最後に、もう一つ。「弩」という漢字は、当て字にされる前からちゃんと意味を持っている。機械仕掛けで矢や石を飛ばす弓のことだ。日本語で言えば「いしゆみ」、西洋で言えばクロスボウに当たる(コトバンク掲載の辞書)。異世界に出てくるのはおかしいと言われたその一文字は、もともと異世界にいちばん似合う武器の名前だった。
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