友だちに給料、聞く?聞かない?
- 国家公務員の月給が、平均1万5,056円上がります。率にすると3.51%で、引き上げは5年連続です。給料を決めるときに比べる民間企業の規模は、今年から「50人以上」ではなく「100人以上」になりました。
- 「知らないままだと、損しているのも気づかない」
- 「知ったからこそ、嫌になることも増える」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 言い合う派 の言い分
飲み会で席が隣になったら、同じ歳の同僚に必ず聞きます。ぶっちゃけ、いくらもらってるの、と。帰り道では、求人サイトで同じ職種の相場を調べて、スマホに残しておきます。上司との面談の前に、その画面をもう一度見ます。
前の職場で、自分だけ手当が付いていなかったことがありました。気づいたのは辞めるときです。同じ現場で同じ作業をしていた後輩のほうが、月の手取りが上でした。誰も教えてくれませんでしたし、私も誰にも聞きませんでした。私はそういう人間でした。
給料の話は品がない、と言われます。言われても構いません。黙っている人が増えるほど、会社は楽になります。聞かない人を見ると、私は心のなかで、あなたが黙っている分が誰かの得になっていますよ、と思っています。下品なのは、額を人に言うことではありません。自分がいくらで働いているのかを知らないまま年を取ることです。
あなたが味方した 言わない派 の言い分
給料の話が始まると、私はトイレに立ちます。グループのトークで誰かが明細の写真を上げても、何も返しません。家族以外に自分の額を言ったことは、たぶん一度もありません。
昔、いちばん仲の良かった同僚の額を、本人から聞いてしまったことがあります。その日から、その人の雑な仕事ばかりが目につくようになりました。遅れて出てくる朝も、途中で投げる資料も、全部が許せなくなりました。相手は何も変わっていません。変わったのは私の見る目だけです。家に帰って、聞かれてもいない愚痴を家族に話している自分が、いちばん嫌でした。
聞きたがる人は、本当に困っているわけではないと思います。勝ちたいだけです。でも、額を並べて順番を決めたあとで、誰かの給料が上がるわけではありません。増えるのは、明日の職場で誰と口をきかないかという、つまらない取り決めだけです。
どちらにも入れない立場 聞かれても答えられない人
同じ仕事をしていても、私は別の給料表に名前が載っています。聞かれたら答えるのは構いませんが、答えたあとで気を使われるのが分かっているので、笑って濁します。言い合う人も、言わない人も、私のところまでは話を回してきません。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →国家公務員の月給3.51%増 比べる民間企業が「50人以上」から「100人以上」に