仕事の飲み会、行く?行かない?
- 脳科学者の中野信子氏が、テレビ番組で、政治の人脈づくりは夜の会合で進むと話しました。続けて「ほぼ性接待みたいなところがあるから」と言い、司会の黒木千晶アナウンサーが「そういうことはないと思います」と返しました。中野氏は10月19日にインスタグラムで、夜の会合が事実上の人脈づくりの場になっていて女性は入りにくい、という趣旨だったと説明し、言葉の選び方を謝りました。
- 「飲み会で決まる話が、本当にある」
- 「酒の席を”会議”にしないで!」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 飲み会は行く派 の言い分
夕方に「このあと行く?」と声がかかったら、私は帰りの電車を見送ります。会議室で向かい合っているときには、誰も本当のことを言いません。ところが店の椅子に座って、料理が来るころになると、あの案件が止まっている理由を、向かいの人が勝手に話し始めるんです。
若いころの私は、決まったあとに聞かされる側でした。朝、席に着いたら話は片づいていて、自分だけがその経緯を知らない。先輩に腕を引かれて店に連れて行かれ、顔と名前を覚えてもらってから、ようやく決まる前の相談が回ってくるようになりました。変わったのは、店に行ったからなんです。
行かない人を責める気はありません。家に帰らないと回らない暮らしがあることも知っています。ただ、行かなくても同じだけ話が回ってくると思っているなら、そこは違います。店で名前を覚えてもらった人のところに、次の相談は来ます。私は、それを運が良かったことにしたくないんです。
あなたが味方した 定時で帰る派 の言い分
乾杯の前に、私は店を出ます。行くかどうか聞かれたら、笑って手を振って、そのまま改札へ向かいます。角を曲がるときに、後ろで名前を呼ばれている気がしても、振り返りません。家で待っている人のご飯は、私が作らないと出てきません。
前の職場は、飲める人が強い場所でした。飲めない私は、注がれた分だけ翌日の午前を潰して、それを笑い話にされていました。しかも、そこで盛り上がった話は、次の日の会議では一言も出てきません。知っている人だけがうなずき、知らない私が質問をして、場の空気を止めた人になる。あのとき決めました。この輪には、もう入らないと。
店で決まった話があるなら、翌朝にみんなへ言い直せばいい。それだけのことです。やらないのは、面倒だからではなくて、その話を行った人だけで持っていたいからだと思っています。夜に居た人が得をする職場は、夜に居られない人を、静かに外へ出しているだけです。
どちらにも呼ばれない立場 そもそも誘われない人
行く行かないで言い合えるのは、誘いが来ている人たちです。私のところには、声がかかりません。店で何が決まったのかも、翌朝の誰かの口ぶりで察するだけです。断る自由がある人は、まだ輪の中に入れてもらっている人です。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →中野信子氏、「性接待」発言を謝罪 真意は「女性は夜の会合に入りにくい」