あなたはどっち 政治経済

ほしい物、お金借りて今買う?

場面と、二人の言い分
  1. 食料品の消費税を下げるお金を、どこから出すのかが問われています。高市早苗首相は、7月に「赤字国債に頼らずに確保する」と説明していましたが、10月19日の参院予算委員会では「国債発行を否定するものではない」と答えました。減税は2年で終わり、国が毎年払う利子は2026年度の予算で13.0兆円です。
  2. 「利子は、目の前の満足の対価です」
  3. 「来月の自分に、請求書を回したくない!」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

借りて今買う派 の言い分

洗濯機が止まった日、その足で店に行って、分割払いで新しいものを頼みました。手元のお金では足りません。それでも、コインランドリーに通う暮らしを数か月続けるくらいなら、利子を払ってでも今日から回したいんです。
実家の母が、ずっと逆の人でした。旅行も、ソファの買い替えも、口ぐせは「お金が貯まってから」。貯まったころには、一緒に行くはずだった祖母が歩けなくなっていました。母は今も、使わなかった通帳を持っています。あのとき出せなかったお金が、いちばん高いお金だったと、わたしは思っています。
利子は、損ではなくて値段です。今の時間を買う値段だと考えてから、月々の支払いが怖くなくなりました。貯まるまで待つ人を見ていると、まじめだなとは思います。思いますが、その人が我慢している間に、子どもは大きくなるし、こっちは先に新しい洗濯機のある暮らしをしています。待つことにも値段は付いているのに、そっちの請求書だけは、だれも見せてくれません。

相手へ:待っている数か月は、無料だと思っていますか?実際に出た声 「株が上がるわ どんどんやれ」

貯まるまで待つ派 の言い分

ほしいものは、まずメモに書きます。書いて、お金が貯まるまでは買いません。だいたい、貯まるころにはメモの半分が消えています。本当にほしかったのは、残った半分だけだったということです。炊飯器も、待っているうちに気が済んで、安い型で足りました。
前に一度、分割で買い物をしたことがあります。買った日のことは、もう覚えていません。覚えているのは、毎月の引き落としの日に、口座を開くのが嫌だったことだけです。楽しみを先に使い切って、支払いだけが後から来ました。あのころのわたしは、来月のわたしに、勝手に仕事を押しつけていたんです。
だから今は、払い終わったものしか家に置きません。狭い部屋ですが、どれも自分のものです。すぐ買う人のことは、うらやましいと思います。思いますが、あの人たちが見せてくれるのは、届いた日の写真ばかりで、払い終わった日の話は聞いたことがありません。終わりの日が決まっていない買い物を、わたしは楽しめないんです。

相手へ:その利子、来月の自分に聞いてから払いましたか?実際に出た声 「結局ツケを未来に回すいつものパターン」

どちらにも呼ばれない立場 まだ家計を預かっていない家族

買うか待つかを決めるのは親で、そのうち払うのはわたしです。話し合いの席に、わたしは呼ばれません。気づいたときには、引き落としの通帳だけが回ってきます。どっちでもいいので、あと何回残っているのかだけは、先に教えてほしいです。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →食料品1%減税の財源、高市首相が「国債を否定しない」に動いた3か月

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