確認の電話、記録に残す?
- 選挙で支持者を無料のバスで送り迎えしたことが、公職選挙法に触れるのではないかと問われています。農林水産大臣は13日、バスを借りる前に栃木県の選挙管理委員会へ確認してあると説明しました。14日には、記録は残っていないと認め、秘書が問い合わせたと記憶していると述べました。
- 「覚えてる、は証拠じゃない」
- 「疑う前提で、話したくない」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 記録を残す派 の言い分
役所や窓口に電話するときは、必ず手元のノートを開きます。日付と、出た人の名前と、言われたことをそのまま書きます。電話を切ってからでは記憶が薄れるので、話しながら書きます。相手が「確認してみます」と言ったら、その言葉も書きます。家族には笑われますが、私はこの手間をやめる気がありません。
こうなったのは、引っ越しのときに、電話で聞いた話がすべて消えたからです。その場では大丈夫だと言われたのに、あとから別の担当者が出てきて、そんな案内はしていないと言われました。私の手元には何もなく、言い返す材料がありませんでした。あの日から、電話のそばにノートを置いています。
本音を言えば、覚えているから平気だという人を、少しうらやましく思います。その人はまだ、約束をひっくり返されたことがないのでしょう。記憶は、自分に都合のいい形へ少しずつ寄っていきます。私は、自分の記憶も信じていません。だから書きます。書いたノートは、たいてい一度も開かずに終わります。開かずに済んだ日は、それで良かったと思っています。
あなたが味方した 記憶で十分派 の言い分
電話で何かを聞くときも、紙とペンは出しません。耳で聞いて、覚えて、はい終わり。台所の壁にメモ用紙は貼ってますけど、使うのは子どもの持ち物を書くときだけです。問い合わせの中身を書き写したことなんて、たぶん一度もないですね。
面倒だから書かない、という話ではないんです。父は、何でも残す人でした。保険の紙も、電話で聞いた話も、全部そろえて箱に入れていました。その箱が役に立った場面を、私は一度も見ていません。父は人を信じない人で、親戚が集まった席でも、決まりの話ばかりしていました。残ったのは、あの箱と、損をしたという口ぐせだけです。あんなふうにはなりたくないと思いました。
本音を言うと、何でも残している人と話すと、少し疲れます。こっちを信じていないのが、ペンを構える手つきで分かるからです。記憶が当てにならないのは、私も知っています。それでも、忘れてしまうような話は、自分にはそこまで大事じゃなかったんだと思うんです。本当に大事な話は、書かなくても残ります。
どちらにも呼ばれない立場 問い合わせを受けた側
電話を受ける側にも、言い分があります。その場で答えられることは限られていて、聞かれた内容を全部書き留める時間もありません。あとで「あのとき確認した」と言われても、こちらの手元にも何も残っていないことがあります。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →無料バスの答弁、簗農相が一日で「記録は残っていない」に変えた