なじみの店、待つ?乗り換える?
- パリの屋内市場で火が出て、中で商売をしていた17の店が、まとめてなくなりました。パリ市長は仮の場所を見つけると話していますが、いつからどこで売れるのかは、まだ決まっていません。前にこの市場が閉まったときは、再び開くまでに6年かかっています。
- 「再開するまで、浮気はしない!」
- 「待つより、開いてる店で買う」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 開くまで待つ派 の言い分
駅前のパン屋が工事で閉まったあいだ、私は朝ごはんを抜いて会社へ行きました。向かいに別のパン屋があるのは知っています。でも、そこで買ってしまったら、あの店が戻ってきた日に、私の口はもう別の味を覚えている。それが嫌なのです。
実家の近所に銭湯がありました。建て替えの話が出て、しばらく閉まっているあいだに、客はみんな近くの新しい風呂屋へ移った。工事は終わったのに、湯船に人が戻らず、その銭湯は静かに畳まれました。待っている客がいなくなると、店の人は戻ってくる理由をなくすのだと、あのとき知りました。
すぐに次を探す人を見ると、要領がいいなと思います。思いますが、その人が通う店も、いつか同じように休むでしょう。そのとき、その人はまた次へ行く。私は、同じ人が同じ場所で揚げたコロッケを、もう一度食べたいだけです。だから買いに行けない日も、あの店を覚えておきます。
あなたが味方した 開いてる店派 の言い分
近所の定食屋が水道の工事で急に閉まったとき、私はその日の昼に、二軒先の中華へ入りました。冷たい客だと言われます。でも、昼休みは決まった時間に終わりますし、腹は待ってくれません。開いている店に入って、お金を払う。それが私のやり方です。
父が小さな店をやっていました。客が、落ち着いたらまた来るね、と言って帰る日が続くと、その月の支払いが回らなくなる。待っていてくれる気持ちはありがたいのですが、その気持ちはレジを通りません。父が助かったのは、新しい場所で店を出した初日に、わざわざ探して来てくれた人たちでした。建物ではなく、人を追ってきてくれた客です。
だから私は、休んだ店を待ちません。仮の場所でも、屋台でも、開いたと聞けばそこへ行きます。元の建物に戻るのを待っている人は、店を大事にしているつもりでしょう。でも、店の人が本当に欲しいのは、今日の売上です。きれいな建物が戻っても、作っていた人がやめていたら、私は何を食べに行くんでしょう。
どちらにも呼ばれない立場 店で雇われて働いていた人
店主の名前は記事に出ますが、その横で皿を洗い、火を使い、レジを打っていた人の名前は出てきません。仮の場所が決まるまで、私たちに働く場所はありません。待つか乗り換えるかは、客が選べる話です。私は、どちらの側にも数えられません。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →パリ最古の市場が全焼 17の店は、どこで商売を続けるのか