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音楽の地図に理由は要るか

場面と、二人の言い分
  1. 地球儀を回して、光っている場所に触ると、その土地の音楽が年代ごとに出てくるウェブサイトが話題になりました。世界は国ではなく文化圏で分けられていて、収録は800作品以上と書かれています。日本列島の列は、2025年の盤から1947年の盤まで、指1本で行き来できます。
  2. 「理由は後でいい、まず触れよ」
  3. 「選んだ理由を、一行でも書け」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

まず触る派 の言い分

夜に洗い物を済ませてから、地球儀をくるくる回すのが癖になった。知らない土地の光に触ると、聞いたこともない名前が出てくる。それでいいんだよ、こっちは論文を読みに来たんじゃない。順番が粗いとか、選者が誰だとか、そういう話は、気に入った一枚が見つかったあとで調べればいい。説明から入る入口って、だいたい誰も入らないまま閉まるんだ。ラジオの目盛りを合わせてた頃、誰も選曲の根拠なんて聞かなかっただろ。

相手へ:説明を読み終える前に、音は鳴り終わってない?

理由を書け派 の言い分

私も最初は面白がって回しました。でも列を見ているうちに手が止まって、なぜこの一枚がこの年代の代表なのかと思ったんです。どこにも書いていないし、並べた人の名前も公開した日も分かりません。有名な曲を順に置いただけなら、それは選んだことになりません。音楽の地図で怖いのは、載らなかった土地がはじめから無かったことになるところです。理由が一行あれば、外したものの輪郭まで見えるのに。

相手へ:なぜその一枚が左端なのか、気にならないの?

どちらにも呼ばれない立場 列に入らなかった盤

私は列に入らなかった盤です。棚の奥で、名前を呼ばれるのを待っています。入口をどう作るかを言い合う二人は、どちらも私の話をしていません。触って回す人も、理由を書けと言う人も、見えている光の中だけで揉めている。光が当たらない場所は、粗いとも丁寧とも言われないままです。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →音で旅する地球儀「THE SOUNDING EARTH」、日本列島を2025年から1947年へ逆走できる

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