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半日分の軽油、受け取るか

場面と、二人の言い分
  1. アメリカの大統領がロシアの大統領と電話で話し、ロシアが軽油を輸出することで合意したと発表しました。まず30万トン超、その後に量を増やす約束です。あわせてアメリカ財務省は、ロシア産軽油を世界の市場に流せる一般ライセンスを出しました。ちなみに「30万トン超」は、アメリカの供給の14〜15時間分だと試算されています。
  2. 「半日分で、経済制裁の原則を曲げるのか」
  3. 「制裁の原則じゃ、タンクは満たせない」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

制裁を守る派 の言い分

うちは、爆撃された街へ何年も毛布を送ってきた側です。それがある朝、ニュースで、撃っている国から軽油を買う約束を見せられる。しかも、使い切るのに半日もかからない量ですよ。その軽油の代金が、送った毛布の上に落ちる砲弾になる。軽油代が高いのは知っています。ただ、スタンドで財布を開くたびに、あの街を思い出します。思い出さずにいられる人は、私とは別の世界に住んでいます。

相手へ:半日分の軽油で、何年分の言い訳を買うつもりですか実際に出た声 「not fair and not honest」

暮らしが先派 の言い分

倫理の話は、タンクを満たしたあとで聞きます。先月、同じ車庫にトラックを入れていた会社が倒産しました。理由は、荷が減ったからじゃない。軽油の値段です。朝いちばんにスタンドへ寄って、メーターの回る音を聞きながら、きょうの運賃が赤字か黒字か確認するんです。半日分でも来るなら、私は受け取ります。遠い国の正しさは、うちの軽油代を下げてくれたことが一度もない。

相手へ:正しさで走るトラックは、どこで買えますか

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →米ロが軽油で合意 30万トンはアメリカの14〜15時間分

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