夫に見えている洗濯は、ボタン1つ分らしい
結婚46年の手紙と、ラジオでの反論
写真はイメージ Photo by Kelly Sikkema on Unsplash
「洗濯は簡単」と言う夫 上沼恵美子が「しんどい」と言ったのは洗濯機の外
結婚46年の妻が、ラジオに手紙を送った。夫は一度も洗濯をしたことがない。それでいて「洗濯は簡単」と言う。読み上げた上沼恵美子が、2026年10月5日の放送で反論した。
舞台はABCラジオの「上沼恵美子のこころ晴天」。番組の後半に、聞いている人のぼやきを読む「ぼやきレター」というコーナーがある。手紙にはこうあった。「洗い、干し、取り込み、畳むのは全て私がやってきました。それなのに『洗濯は簡単』という主人が許せません」
上沼の返しは速い。「ボタン1つで回してるだけやないかって見てるんやろうな」。続けて「ほんまにセンスの悪い頭の悪い男やなって思う」。この発言をスポーツ報知が10月9日の夜に伝え、ライブドアニュースにも載った。
ただ、この回で効いたのは、きつい言葉ではない。上沼が「しんどい」と言った工程のほうだ。干すところだと思うかもしれない。違う。
「それぞれのタンスに仕分けてなおすのがしんどい」
洗い、干し、取り込み、畳む。手紙が数えた4つのどれでもない。服をだれのものかで分けて、それぞれのタンスに戻す仕事である。洗濯機のボタンを押しても、この仕事は残る。
工程表にすると、1対5になる
ここで、夫婦げんかを工程表にしてみる。洗う、干す、取り込む、畳む。手紙の4行だ。上沼が足した「仕分けてなおす」を入れて、5行。夫が見ているのは、ボタンを押す1行だけらしい。
つまりこの2人は、「簡単か、大変か」で言い争っているのではない。1と5で言い争っている。同じ「洗濯」という言葉を使って、数えている行数が違うのだ。
なぜ、夫には残りが見えないのか。ボタンを押すところしか見ていないから、というのが上沼の見方である。夫に確かめた話ではない。「46年間一度もしていない」も、手紙を出した人の言い分だ。記事の中では裏が取れていない。そこは、そういう手紙だったとして読むしかない。
それでも、工程表は一人でも書ける。紙に行を並べるだけだ。相手を責める言葉は要らない。
家電で楽になったことは、上沼も認めている。「文明の利器で家電がよくなったわ。なったけどやわ」。そのうえで、いちばんしんどい工程に挙げたのが、タンスへなおす行だった。
だから、「洗濯は簡単」と言う人に聞くことは、1つでいい。どの行をやりましたか。
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