その映画、ここでは
やりません
――ある町の映画館が、客に
写真はイメージ Photo by Declan Sun on Unsplash
韓国・朴正熙の故郷で1館だけ上映中止 241万人が観た映画
近所の映画館のサイトを開いたら、いちばん話題の映画だけ、上映の予定が消えている。隣町の館では、普通にやっている。これに近いことが、韓国の慶尚北道・亀尾(クミ)市で起きた。
10月6日、亀尾市のマルチプレックスマルチプレックス1館が、映画「暗殺者(たち)」の上映をやめた。亀尾は、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の故郷だ。同じ日、大邱・慶北を地元とする国民の力国民の力の議員20人が国会で会見し、「史実を悪意をもってゆがめ、故人の名誉を傷つけた」として謝罪を求めた。
1974年の銃撃を、初めて映画にした
映画が扱うのは、1974年8月15日の出来事だ。光復節光復節の記念式で朴正熙大統領が狙われ、妻の陸英修(ユク・ヨンス)氏が撃たれて亡くなった。この事件を映画にしたのは、韓国で初めてだという。監督はホ・ジノ、主演はユ・ヘジン、パク・ヘイル、イ・ミンホ。9月23日に公開された。
では、何がそんなに怒られているのか。映画は、文世光文世光の単独犯行という当時の捜査結果に疑いを挟み、朴正熙側や中央情報部が関わっていた可能性をちらつかせる。韓国日報の社説は、そう説明している。制作側は「特定の人物を黒幕と決めつける作品ではない」と反論し、映画の冒頭に「一部脚色された創作物」と出している。
9月30日には、朴正熙大統領生家保存会など亀尾の18団体が生家の前で集会を開いた。一部の団体は、地域の映画館を回って上映をやめるよう頼んだという。元議員は制作陣を死者名誉毀損死者名誉毀損で警察に告発。国会議員109人の連名で、シンガポール国際映画祭にも抗議文が送られている。
それでも、客は入っている。累計の観客は241万6,000人。10月2〜5日の連休だけで59万人以上を集め、興行1位だった。
ネットの評判
ネイバーの映画ページでは、点数が二つに割れた。9月30日午後4時半の時点で、チケットを買って観た人の評点は10点満点の8.2点(約1,800人)。だれでも書き込めるネチズン評点は2.3点(6万人)だった。ネイバーは9月29日の告知で、観覧評が重複して登録される現象があったと認めている。オーマイニュースは、この開きを、自分が信じたいほうに寄る「確証偏向」の表れだと書いた。
日本でも、同じことがあった
2008年の日本を思い出す。靖国神社を撮ったドキュメンタリー「靖国 YASUKUNI」は、4月12日からの公開が決まっていた。ところが、国会議員向けの試写が開かれたあと、予定していた5館すべてが降りた。日本弁護士連合会の会長談話によれば、街宣車による抗議や電話があり、近隣への迷惑を考えたためと報じられていた。
2019年にもあった。川崎市が共催する「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、慰安婦問題を扱った「主戦場」の上映を10月27日に取りやめた。市からの懸念と、妨害への対応の限界が理由だった。是枝裕和監督や俳優の井浦新氏らが抗議し、映画祭は11月2日に撤回。11月4日に上映された。
並べてみると、圧力のかかり方はよく似ている。違ったのは、観たい人がチケットを買えたかどうかだ。2008年の日本では、公開前に5館すべてが降りた。亀尾で降りたのは1館で、同じ市内のほかの映画館では上映が続いている。
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- 암살자(들) - 위키백과
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