自分の新作を抜いた女優と、次作で共演

トム・クルーズ主演『Digger』の北米開幕と、2028年の次作

写真はイメージ Photo by Declan Sun on Unsplash

10/7 13:19 / 発信国:アメリカ

トム・クルーズ主演『Digger』北米4位で開幕 本人は「誇りに思う」、監督は「予想していた」

トム・クルーズ主演の風刺コメディー『Digger』が10月2日に北米で公開され、初週末(10月2〜4日)の北米興行収入は800万1856ドルで4位だった。首位は、同じ日に公開されたアン・ハサウェイ主演のスリラー『Verity』で、3203万1011ドルだった(The Numbersが10月5日に公表した確定値)。

日曜までの推計では5位・800万ドルと報じられたが(ABC News、10月5日)、確定値では『Digger』が5位の『Primetime』(800万85ドル)を1771ドル上回った。海外を加えた世界合計は2056万ドルである(10月7日時点、Box Office Mojo)。

クルーズは10月3日、自身のXに「I’m so proud of what we created」(私たちが作り上げたものをとても誇りに思う)と投稿した(TheWrap、10月3日)。監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥは、ニューヨーク・タイムズが10月5日に公開したインタビューで「So, yeah, we expected that, to be honest.」(正直に言えば、それは予想していた)と語った(Page Six、10月6日)。

評価は割れ、理由は説明されていない

本作は、クルーズが石油会社の経営者ディガー・ロックウェルを演じ、自分の掘削が招いた環境災害を収めようとするR指定作品である。シリーズ物でも小説の映画化でもない、イニャリトゥのオリジナル企画だ(公式サイト)。

Rotten Tomatoesの支持率は、批評家が51%、観客が71%(いずれも10月6日時点)。劇場での観客調査CinemaScoreの評点はC+だった。ワーナー・ブラザースは批評の悪さを逆手に取り、観客に自分で判断してほしいと呼びかける広告を打った(AP)。

製作費は、ワーナー・ブラザースが1億2500万ドルとしている。宣伝費は約1億ドルとみられる(ABC News、10月5日)。Varietyの1億6000万〜1億8000万ドルという推計には、ワーナー・ブラザースが異を唱えている。開幕の数字の理由については、配給も監督も説明を出しておらず、原因を一つに特定した出典も確認できなかった。

ネットの評判

映画監督のギレルモ・デル・トロはXに「Daring, bold and cinematically complex.」(大胆で、果敢で、映画として複雑だ)と書き、本作を評価した(Variety、10月3日)。クルーズの投稿の返信欄には、シリーズ物やリメイクではないオリジナル作品であることを評価する声が目立つ。ただし、Xの投稿ページは10月7日時点で開けず、返信の全体は確かめられていない。

次は2028年6月の『デイズ・オブ・サンダー』続編

公開前の9月下旬、全米製作者組合(PGA)の上映会に出たクルーズは、こうした映画がこれからも作られてほしいと話していた(TBS CROSS DIG with Bloomberg、10月5日)。日本では10月9日に『DIGGER ディガー』の題で公開される(映画.com)。

クルーズの次の主演作は、1990年の『デイズ・オブ・サンダー』の続編である。2028年6月2日に全米公開される。監督はジョナサン・レヴィン、クルーズはレーサーのコール・トリクル役で復帰する。チームのオーナー兼エンジニア役で共演するのは、『Digger』を上回って週末の首位に立った『Verity』の主演、アン・ハサウェイである(AP)。

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