A4用紙、
2枚ぶんでいいんだ
――ウサギ1匹の、ケージの下限
写真はイメージ 撮影 Acabashi/CC BY-SA 4.0(ウィキメディア・コモンズ)
環境省、犬猫以外の哺乳類にも飼育基準 ウサギのケージに初めて数字
環境省が10月15日、ペットショップやブリーダー、動物カフェなどが守る飼育の決まりを変える省令を公布した。変わったのは、犬と猫以外の哺乳類の扱いだ。ウサギ、ハムスター、モルモットのケージの大きさに、初めて数字が付いた。
え、犬と猫だけだったの。そうなのだ。
犬猫には1日3時間の運動、ウサギにはなかった
数字で決める方式が始まったのは2021年6月1日。ただ、そのとき細かく決まったのは犬と猫だけだった。
動物福祉団体のPEACEは、2020年9月に環境省と面談した記録として、こう書いている。犬猫には1日3時間以上の運動が義務づけられ、ケージに温度計を置くこと、定期的に獣医に診せること、輸送のあと2日以上様子を見ることも決まった。しかし、犬猫以外の動物には、どれも当てはまらない。
つまり、同じ店の同じ棚でも、上の段と下の段で守るべき決まりが違っていた、ということになる。共同通信によると、犬猫以外の哺乳類にはケージの基準がなく、不適切なケージで飼われるケースが問題になっていた。
ウサギのケージは、A4用紙2枚ぶんから
今回の数字は、動物の「頭胴長」を物差しにする。鼻先から尾の付け根までの長さのことだ。共同通信によると、ウサギのケージは、縦が頭胴長の2倍以上、横が1.5倍以上、高さが1.7倍以上となる。
では、どれくらいの広さになるのか。頭胴長20センチのウサギで計算すると、縦40センチ、横30センチ、高さ34センチ。床の面積は1,200平方センチだ。A4のコピー用紙はおよそ624平方センチなので、2枚ぶんに届かない。これが下限になる。
ハムスターとモルモットにも数字が付いた。長崎県の説明によると、それ以外の哺乳類は「自然な姿勢で立ち上がる、横たわるなどの日常的な動作ができる十分な広さ」を確保する、という言葉の基準にとどまる。鳥と爬虫類は、これから決める。
施行は2027年6月1日。ただし、いま営業している事業者の設備の大きさについては経過措置があり、2028年6月1日からの適用になる。公布から2年近い。
ネットの評判
決まる前から、論争はあった。動物福祉団体PEACEの掲載記録によると、朝日新聞は7月13日のデジタル版と21日の夕刊1面で「ウサギの繁殖・販売ケージめぐって論争 環境省の基準案『狭すぎる』」と報じている。狭いという声は、動物を守る側から出ていた。そのあと、共同通信が7月23日に配信した記事によると、中央環境審議会の動物愛護部会が改正案を了承した。
共同通信の記事が載ったYahoo!ニュースのコメント欄には、7件の書き込みがあった。人の都合で飼うのなら、それなりの環境を整える必要がある、という声。一方で、市販のケージが新しい基準に合っていない、という事業者寄りの心配もあった。ウサギの習性から見て妥当なのか、議論が足りないとの指摘も出ている。
狭いと言う人と、設備が間に合わないと言う人。2年近い猶予は、後者に合わせて決まっている。
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うちのサイトも
止まるんですか
――止め方は、会社によって分かれた
ほうじ茶だから、
軽いと思ってた
――カロリーは、公式の商品ページに載っていない
- 第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令の一部を改正する省令の公布等について(環境省)
- ウサギのケージ面積を規定 事業者向け、省令改正案を了承(共同通信/Yahoo!ニュース)
- 同記事のコメント欄(Yahoo!ニュース)
- ウサギのケージ面積を規定 事業者向け、省令改正案を了承(共同通信/nippon.com、2026年7月23日配信)
- 動物取扱業者のみなさまへ 飼養管理基準が改正されました(長崎県)
- 主なメディア掲載・出演等(PEACE)
- 環境省と面談:犬猫以外の動物の基準は、来年の施行時には手をつけない! その後も具体的計画なし(PEACE)
- 第19回 動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(環境省)