進撃の原点、2Dでは観られない

劇場版『進撃の巨人』前編、10月23日から体感上映のみ

写真はイメージ Photo by Augusto Oazi on Unsplash

10/23 10:24 / 発信国:日本 / 記者:宮村

劇場版『進撃の巨人』前編、2D上映なし?! 10月23日から体感上映の3形式だけ

10月23日から、劇場版『進撃の巨人』前編〜紅蓮の弓矢〜が全国の映画館で上映される。観られるのはSCREEN X、4DX、ULTRA 4DXの3形式だけ。公式サイトには「通常スクリーン(2D)での上映はございません」と書かれている。通常スクリーンで静かに観る、という選択肢がない。

10月21日の夕方には、公式サイトに梶裕貴・石川由依・井上麻里奈のインタビューも出た。

12年ぶりの原点、椅子は動く

この映画が最初に公開されたのは2014年11月22日。テレビアニメの第1〜13話を再編集した119分で、劇場にかかるのは12年ぶりだ(映画.com)。

今回の4DXは「立体機動装置強化ver.」。配給の説明では、アクションと環境エフェクトを一層強烈に再解釈し、立体機動のスピード感を最大限に高めるという。SCREEN Xは、正面だけでなく左右の壁にも映像を映す。

では、いくらかかるのか。109シネマズグランベリーパークだと一般2,200円に、ULTRA 4DXの追加料金1,500円が乗って3,700円。4DXは+1,000円、SCREEN Xは+700円だ。ドリンクを頼む前に、もう1人分のチケット代が消える。

なぜ通常スクリーンをやめたのか。理由は公式サイトにも劇場の告知にも書かれていない。公式が一緒に発表したのは、2027年の完結編『THE LAST ATTACK』も同じ3形式だということだけだ。

「戦え」の連呼は、今でも鮮明

公式インタビューで、エレン役の梶裕貴はこう話した。「思い入れのあるシーンは、終盤の『戦え』連呼の場面でしょうか。今でもアフレコ時の記憶が鮮明に思い出されます」。12年前は物語の半分も把握していなかったから、完結を見た今の解釈とは比べられない、とも話している。

ミカサ役の石川由依は「ミカサが強くいられたのは、エレンという道標があったから」。初めて観る人へは「何も見ず何も聞かずに、真っ白のままで体感しろ!!」。アルミン役の井上麻里奈は、人生を変える作品になると書いたうえで「究極の絶望と命の尊さを味わって」と続けた。

10月25日には、TOHOシネマズ池袋で舞台挨拶がある。登壇は梶裕貴、荒木哲郎監督、澤野弘之。全席指定3,500円で、抽選の受付は10月12日に終わった。

ネットの評判

10月23日未明の時点では、上映はまだ始まっていない。作品の感想もどこにも出ていない。Xの公式アカウントの告知やニュースサイトの反応を見ると、話題はどの形式で観るかに向いている。Yahoo!ニュースに配信された記事のコメント欄は、ほとんど伸びていなかった。

一方、体感上映が苦手だという書き込みは前から残っている。足音に合わせて椅子が動き続けるので映画に集中できなかった、という4DXの体験記が個人のブログにある。揺れで気分が悪くなると高いチケット代が無駄になる、と書くブログもあった。

12年前、この119分は通常スクリーンで公開された。同じ映像を、今回は動く椅子か3面の壁でしか観られない。

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