紅白で『VIVANT』演出、NHK会長が『見たい』
NHK・井上樹彦会長が10月21日の定例会見で話したこと
写真はイメージ 撮影 Solomon203/CC BY-SA 4.0(ウィキメディア・コモンズ)
紅白で「VIVANT」演出、NHK会長が「見たい」 局の壁はもう無い?!
2026年10月21日、NHKの井上樹彦会長が、東京・渋谷で開いた定例会見で、大みそかの「第77回NHK紅白歌合戦」について話した。TBSのドラマ「VIVANT」を絡めた演出を「見たい」。そう答えたと、スポーツ報知とスポニチアネックスが10月21日に報じた。
なぜ、紅白でドラマの話が出るのか。今年の司会は、芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーの4人。10月9日にNHKが発表した。このうち堺と二宮は、TBSの日曜劇場「VIVANT」で兄弟を演じている。他局のドラマの主役2人が、NHKの司会席に並ぶわけだ。
会長は「壁がない」と話した
NHKは受信料で、民放は広告で成り立っている。もともと財布が別の会社どうしだ。その壁について、会長はこう言った。「視聴者からすると、NHKと民放の壁がない」。スポーツ報知とスポニチアネックスが、ともにこの言葉を伝えている。
さらに「コンテンツの価値を一緒になって高めあう者同士」「放送界、日本のコンテンツ界の活気を生み出すことが、いまは必要ではないか」とも話したという。
では、ドラマを狙って司会の2人を選んだのか。会長はこれを「たまたま」と説明した。ついでに、自分は「VIVANT」のシーズン1には「全編、没頭しました」が、シーズン2は「挫折しました」とも白状している。
コラボの演出が決まったわけではない。NHKもTBSも、10月22日の時点で、やるとは発表していない。いまあるのは、会見での「見たい」という一言だけだ。
ネットの評判
Xでは、冷ややかな声が目立つ。SmartFLASHは10月22日、「他局のおこぼれ?」「乗っかりたい。あやかりたい。ただそれだけよね」という投稿を紹介した。内外タイムスは10月14日、テレビ関係者の見方として「日本を代表する番組である『紅白歌合戦』が、TBSで放送するドラマの『VIVANT』に寄せた司会にしたのは恥ずかしい」という声を伝えた。
一方で、楽しみにしている人もいる。司会が決まった10月9日、ライブドアニュースは「VIVANTに占拠されます」という声を紹介した。どの局かより、あの2人が兄弟役のまま年末に並ぶところが見たい、という受け取り方だ。日刊ゲンダイは10月10日、同志社女子大学の影山貴彦教授の分析として、TBSにとって「むしろ万々歳」だと伝えている。
紅白のとき、ドラマは終わっている
もう一つ、ややこしい点がある。「VIVANT」のシーズン2は、11月8日が最終回だ。9月13日の放送のあと、堺本人が「第2シーズンは11月8日が最終回、あと6回です」と伝えている。
紅白は12月31日の午後7時20分から。局の壁を越えた演出を歓迎するか、他局頼みと見るか。どちらにしても、TBSのドラマが終わってから53日後、堺雅人と二宮和也はNHKの司会席に立つ。
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- NHK|日本放送協会「井上樹彦会長 10月定例会見冒頭発言」(PR TIMES、2026-10-21)
- NHK会長 紅白と「VIVANT」コラボに意欲「見たい」「コンテンツを高め合う者同士」…ドラマ視聴は挫折と白状も(スポーツ報知/Infoseekニュース、2026-10-21)
- NHK会長 紅白司会“兄弟共演”「VIVANT」演出に期待「見たい」(スポニチアネックス/Yahoo!ニュース、2026-10-21)
- NHK井上樹彦会長、VIVANTと紅白歌合戦を絡めた演出を「見たい」(スポニチアネックス/ライブドアニュース、2026-10-22)
- 紅白『VIVANT』コラボに意欲も「他局のおこぼれ?」冷ややかな声…堺雅人・二宮和也の司会起用を「たまたま」と説明するNHK会長の思惑とは(SmartFLASH、2026-10-22)
- 「VIVANT」最終回は11月8日 第2シーズン残り6話で完結へ(シネマトゥデイ)
- NHK紅白歌合戦の目玉はミセスとYOASOBIで決まりか 「VIVANT」に“寄せた”司会に嘆きも(内外タイムス、2026-10-14)
- 実質「VIVANT紅白」の様相! お株を奪われそうなTBSは怒っている? 識者は「むしろ万々歳」と分析(日刊ゲンダイDIGITAL、2026-10-10)
- 紅白歌合戦、松坂桃李の登場に期待の声も「VIVANTに占拠されます」(ライブドアニュース、2026-10-09)
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