夢のお菓子の家、予算の半分は段ボールに消えた

予算3000円の工作

10/6 16:33 / 発信国:日本

予算3000円の「大人のお菓子の家」、おつまみが貼れたのは屋根まで

ウェブメディア「ロケットニュース24」のライター夏野ふとんが、予算3000円で、大人が中に入れる「おつまみの家」を作った。子どもの頃に憧れたお菓子の家を、大人向けに作り替えた企画である。きっかけは、友人がInstagramに載せていた手作りのお菓子の家。段ボールを土台に袋入りの菓子を貼ったものだった。それを見て、もっと大きい家が作りたくなったという。10月5日公開の記事で、その結果が報告されている。

3000円あれば、小ぶりな家一軒くらいは菓子で覆えそうに思える。ところが、最初に消えたのは菓子代ではなかった。

外寸530×380×540mmの段ボールが1枚438円。これを3枚と、テープなどの道具をそろえた時点で、約1500円。予算の半分が、食べられない部分に使われている。段ボールを壁に組み、三角屋根を載せ、扉は人が通れる大きさに切り、窓を抜いた切れ端を煙突にした。家の形になるまでは順調だったらしい。

残り1500円で分かったこと

残り1500円を持ってダイソーへ行き、買えるだけ買う。筆者の感想は一言、「おつまみ、高い」。

誤算はもう一つあった。重いのである。チーズやナッツなど重量のある品を選んだため、袋の裏にテープを丸めて貼っても、付けたそばから落ちてくるものがあった。甘い菓子なら軽くてすむ作業が、おつまみでは通らない。

そして1500円は尽きた。この時点で覆えていたのは、屋根だけである。記事はこの結果を「予算3000円ではだいたい屋根まで」とまとめている。壁まで届く予算ではなかった。

では、壁のないまま終わったのか。そうではない。筆者はここから、3000円の検証とは別に、おつまみに近いものを買い足し、家にあったものも投入している。それでも貼れたのは全面ではなく「正面を中心とした半面ほど」だった。完成写真に写る家は、3000円で建った家ではない。3000円で建つのは、屋根までの家である。

作業開始から約3時間で、家は完成した。中に入った筆者は「妙に落ち着くぞ」と書いている。段ボールに囲まれた感じが秘密基地のようで、居心地がいいのだという。

子どもの頃に憧れた家を、大人が3000円で建てようとすると、半分は段ボールとテープに消え、残りは屋根で尽きる。現実は甘くないのである。

しかし、、、間違いなく楽しいのである。

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