セキュリティ製品を入れてるから
大丈夫でしょ
――あるサイト運営者が、担当者に
写真はイメージ Photo by Domaintechnik on Unsplash
PHPの脆弱性でWordfence自身が停止 プラグインでは守れなかった
WordPressを守る製品「Wordfence」が、自社のサービスを止めた。告知は10月21日の12時33分(UTC。日本時間の21時33分)。理由は「まだ修正版が出ていないPHP2Shellの脆弱性への緩和策を入れるため」だ。「セキュリティ製品を入れているから大丈夫」は、どうなるのか。
PHP2Shellは、サイトを動かす土台のPHPそのものにある欠陥だ。深刻さはCVSSで9.2。PHPの開発チームは20日に予告を出し、21日の14時(UTC)に修正版を公開した。Wordfenceが止めたのは、その公開予定より1時間半ほど早い時刻だ。
プラグインを入れていれば、止めなくていい?
そうは言えない。欠陥はPHPの中にあって、PHPは、届いたリクエストをアプリのコードが動く前に読む。WordPressのプラグインが働くより手前で、攻撃が成立しうる。
オランダのセキュリティ会社Sansecは、攻撃の経路は「あなたの店のコードより前、そして当社のShieldより前のPHPの中で動く」と書いた。WAFでできるのは「応急処置であって、修理ではない」とも。Wordfence自身も「WordPressの自動更新では、この修正は当たらない」と言っていた。
分かっていること、まだ分からないこと
落ちた範囲は分かっている。ステータスページでは、プラグイン用のサーバー、管理サービスのWordfence Central、公式サイトが停止。プラグイン本体は「機能低下」で、有料サポートだけが稼働中だ。国内でも54の組織が停止や緊急メンテナンスを告知した(piyologの集計)。
分からないのは、復旧の時刻と、入れた緩和策の中身。22日未明(日本時間)でも、告知に復旧の記録は付いていない。
ネットの評判
Yahoo!リアルタイム検索のまとめには、修正版が出る前の投稿152件が並び、「ヤバそう」「要注意」という言葉が目立った。一方で「アップロード機能がないサイトは無関係」という話も回った。ITmediaのブログで秋山大志氏は、これを「PHPはアプリのコードが動く前にリクエストを解析する」として否定し、自分のVPSのログにも異常はなかったと書いている。
何を緩和策として入れたのかは、復旧の告知で分かるはずだ。
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よくない?
――還元率は0.5%と1%で横並び
- Wordfence Status
- Wordfence Status(過去の障害一覧)
- PHP: Archive of "What's New" 2026(php.net)
- PHP2Shell: Critical PHP RCE (CVE-2026-109618, CVE-2026-109619)(Sansec)
- 修正予告されたPHPの2件の深刻な脆弱性についてまとめてみた(piyolog)
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