中古でも、
日本のがいい
――ある海外の買い手が、出品者に
写真はイメージ Photo by Mick Haupt on Unsplash
海外のファンが日本の「中古」を選ぶ メルカリの越境取引、4年で19倍
押し入れに残っているポケモンカード。少し遊んだだけのベイブレード。日本では「中古」として安く手放すしかない、と思っている人は多いだろう。
その中古が、いま海外からよく売れている。メルカリが海外への販売を始めたのは2019年11月。越境ECの流通総額は、2026年6月期で1122億円になった。4年で約19倍。メルカリ全体の約9%にあたる。
日本のアニメが海外で人気だから、と思うだろう。それは当たっている。ネットフリックスなどの動画配信やSNSで日本のコンテンツが広まり、越境取引の件数の56.9%を、アニメやゲームなどポップカルチャー関連が占めるようになった。
「中古」が、値引きではなく理由になる
ただ、話はそこで終わらない。メルカリが挙げた海外からの購買動機は3つある。日本限定品や先行発売という「希少性」、円安などによる「価格優位性」、そして「品質・正規品への信頼」だ。
3つ目が効いている。日本で使われてきた物は状態がいい。偽物をつかまされる心配も小さい。だから「中古であること」が、値引きの理由ではなく、選ぶ理由になる。メルカリは、これを「Used in Japan」と呼ぶ。
売れている物の顔ぶれも、思っているのと少し違う。ゲーム・おもちゃ・グッズの1位は「鬼滅の刃」。トレーディングカードの1位は「ポケットモンスター」で、2位との取引件数の差は約5倍だった。国や地域で好みも割れる。アメリカ・香港・フランスの1位はポケットモンスター、台湾はベイブレード、韓国はサンリオ、中国は鬼滅の刃。伸び率の1位はベイブレードで、342.5%増えた。
その部屋が、原宿に並ぶ
メルカリは10月28日から11月1日まで、原宿のWITH HARAJUKUで「世界の誰かの推し部屋展」を開く。アメリカ・フランス・台湾に住む架空の3人の部屋を、実際に国境を越えて取引された1000点以上の物で再現するという。
日本のどこかの家に転がっていた物が、海を渡って、誰かの部屋を埋めている。その部屋を、5日間だけ原宿で見られる。入場は無料だ。
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