もう聴いていた曲が、主題歌だった

Mrs. GREEN APPLE「本と彗星」が映画『君の話』の主題歌に

写真はイメージ Photo by Adrien Olichon on Unsplash

10/12 19:23 / 発信国:日本

Mrs. GREEN APPLE「本と彗星」が映画『君の話』主題歌に もう聴いていた曲だった

Mrs. GREEN APPLEの「本と彗星」が、11月27日に全国公開される映画『君の話』の主題歌に決まった。2026年10月12日の朝6時30分、モデルプレスなどが伝えた。同じ日に、本予告と本ビジュアルも解禁された。

ここが、ちょっと変わっている。「本と彗星」は、9月30日に出たアルバム『POPS』に入っている曲だ。つまり、発表の12日前から、誰でも聴けていた。その曲が映画のために書き下ろされたものだったと、あとから分かった形になる(THE FIRST TIMES、映画.com 10月12日)。Mrs. GREEN APPLEの公式サイトにも、「映画「君の話」主題歌にアルバム『POPS』収録曲「本と彗星」が決定いたしました。」(原文ママ)と出ている。

では、なぜアルバムを出すときに言わなかったのか。その理由は、公式サイトにも各媒体の記事にも書かれていない。10月12日の時点では分かっていない。

どんな映画か

原作は、三秋縋の小説『君の話』(ハヤカワ文庫)。2018年7月に出た本だ。監督は中川龍太郎、脚本は吉田恵里香、配給は松竹。

話の設定が、少し込み入っている。孤独な大学生・天谷千尋(北村匠海)は、つらい過去を忘れるために、記憶を消す治療を受ける。ところが目を覚ますと、頭に残っていたのは、会ったこともない幼なじみ・夏凪灯花(出口夏希)との初恋の思い出だけだった。作られた記憶の中にしかいないはずの彼女が、やがて目の前に現れる。ほかに佐野晶哉(Aぇ! group)、宮﨑優、原田泰造が出る。佐野は、千尋の大学の同級生・江森悠真を演じる。

作った人と、受け取った人

作詞・作曲をした大森元貴は、こう話した。「誰しも、誰かを何かを愛し、それが本物だろうが偽物だろうが自身の中に大切に仕舞っておく。仕舞う数が増えていけばいくだけ、それがきっと『大人になる』という事なんだと思います。」(THE FIRST TIMES、原文ママ)

主演の北村匠海は、大森から「正式にやることになったよ」と連絡をもらい、現場で何を大事にしていたかだけを伝えたという。そのうえで、こう話した。「原作や映画からものすごくいろんなことをキャッチして、それをちゃんと繋げてくれている。この映画の世界の余韻を作ってくれたなと感じています。すごい男ですね。びっくりしました」(原文ママ)

灯花を演じた出口夏希は「本当に劇中の灯花と千尋の思いがそのまま汲み取られているような楽曲で、初め聴いたときからすごく作品と合っていると感じました」(モデルプレス、原文ママ)と話した。

ネットの評判

Yahoo!リアルタイム検索でXの投稿をたどると、曲そのものをほめる声、映画館で聴きたいという声、歌詞と予告の映像が合っているという声が並ぶ。ただ、10月12日17時の時点で、投稿がどれくらいの数になっているかは確かめられなかった。

次の動きは、10月28日の夕方だ。都内で完成披露試写会があり、北村匠海、出口夏希、中川龍太郎監督が登壇する予定だという(モデルプレス 10月9日)。本編は121分。9月30日からこの曲を聴いていた人は、映画より先に主題歌を覚えた客として、劇場の席につくことになる。

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