投げたのは6球。西武のCS9連敗が止まった

西武・豆田泰志、クライマックスシリーズ初登板で初勝利(2026年10月10日)

写真はイメージ 撮影 Claire Algarme/CC BY-SA 3.0(ウィキメディア・コモンズ)

10/11 14:48 / 発信国:日本

西武がCS初戦をサヨナラ勝ち 2018年から続いたCSの連敗が9で止まる 延長10回を6球で抑えた豆田泰志が勝利投手

2026年10月10日、埼玉西武ライオンズが北海道日本ハムファイターズに3―2で勝った。パ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦、場所はベルーナドームだ。2―2で入った延長10回裏、1死からアレクサンダー・カナリオが細野晴希の初球を打ち、打球は左翼席に入った。サヨナラ本塁打だ。入場者は2万7,602人(NPB発表)。

点の動きはこうだ。1回裏、平沢大河のソロ本塁打で西武が先制した。4回表に奈良間大己の2ランで逆転されたが、5回裏、西川愛也の中前適時打で追いついた。そこから9回まで、どちらも点を取れなかった。

この1勝には、もう一つ意味がある。西武のクライマックスシリーズでの連敗が、9で止まったのだ。パ・リーグ公式サイトの2022年の記事によると、この連敗は2018年のファイナルステージ第3戦から始まり、相手はいずれもソフトバンクだった。つまり9敗は、2018年から2022年までの試合で積み上がったものだ。西口文也監督は、その連敗を知らなかったらしい。デイリースポーツに「昨日(9連敗中と)言われて、マネジャーに調べてもらったら本当にしてました」と話している。

延長10回の6球、育成4位から6年目

2―2の10回表、マウンドに上がったのが豆田泰志(23)だ。打者3人に投げたのは、6球だけだった。スポーツ報知によると、クライマックスシリーズは初登板で、これが初勝利。サヨナラ勝ちの直前のイニングを投げたから、勝ちが付いた。

マウンドに向かう前、捕手の古賀悠斗からこう声をかけられたという。「次、(代走で)五十幡選手が出てくるけど、俺が刺すから」。豆田はスポーツ報知に「その一言ですごく楽に投げられた」と話した。

では、豆田泰志とはどんな投手なのか。

2021年 浦和実業学園高から西武へ入団(指名は2020年の育成ドラフト4位)
2023年7月28日 一軍初登板。この年は16試合、防御率0.59
2024年 15試合、防御率6.32
2025年 開幕は一軍に入れず、一軍で投げたのは3試合だけ
2026年7月22日 日本ハム戦の延長10回に投げ、プロ初勝利
2026年8月14日 ロッテ戦でプロ初先発。3回を無失点
2026年 レギュラーシーズンは32試合3勝0敗2セーブ、防御率1.51
2026年10月10日 クライマックスシリーズ初登板で初勝利

プロ初勝利の日も、この日と同じだった。相手は日本ハム、球場はベルーナドーム、登板は延長10回。豆田はスポーツ報知に「去年の自分からは想像できない。自分以外の人もそう思ってるんじゃないかなというぐらい」と話した。

ネットの評判

Yahoo!ニュースのこの試合のまとめページには、10月11日の昼の時点で201件のコメントが付いていた。掲示板の書き込みを集めたまとめサイトでは、打球の速さに驚く声と、4打席まで安打のなかったカナリオが最後の一振りで決めたことに驚く声が並んだ。「今日全然ダメだったのに最後の1本だけでヒーローになるのが野球だな」(原文ママ)といった書き込みだ。

第2戦に勝てば、2011年以来

第2戦は10月11日午後2時から、同じベルーナドームである。予告先発は、西武が髙橋光成、日本ハムが達孝太。ファーストステージは3試合制で、先に2勝した方が勝ち上がる。日本ハムは、負けたらそこで終わりだ。

西武がファーストステージを突破すれば、2011年以来になる。日刊スポーツなどの2011年の記事によると、その年も相手は日本ハムで、西武は2連勝で勝ち上がった。突破を決めた第2戦に先発して勝ったのは、いまの西武の監督、西口文也だった。

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