製造終了は2月、報道は10月

明治スーパーカップ抹茶

写真はイメージ Photo by Michelle Tsang on Unsplash

10/9 14:06 / 発信国:日本

抹茶が世界で売れた結果、スーパーカップ抹茶が消えた 報じられたのは8か月後

明治のアイス「エッセル スーパーカップ 抹茶」(200ml)が、製造を終えていた。2026年2月のことだ。2002年の発売から24年続いた味である。明治の商品ページには、いまも「2026年2月製造終了」と書かれている。

なぜ、人気の味が消えたのか。明治は、オトナンサーの取材にこう答えた。「抹茶原料の世界的な需要の高まりを受け、原料の供給が不足する可能性がありました。そこで、商品の安定供給を重視した結果、終売を判断いたしました」(原文ママ)。

売れないからやめた、ではない。抹茶が足りなくなりそうだから、やめたという。

どれくらい足りないのか。農林水産省が2026年2月に出した数字では、2025年に日本から輸出された緑茶は720億9400万円分。前の年から98.2%増で、ほぼ倍である。2024年は364億円だった。しかも、その輸出額の84%を粉末状茶が占めている。

で、その取り合いが見えた場所は、京都の老舗の一服でも、高級なカフェの抹茶ラテでもなかった。スーパーの冷凍ケースに並ぶ、普段のアイスだった。

2月に終わった話が、10月に報じられた

明治の商品ページには、こんな注意書きもある。「在庫状況により、早めに店頭から無くなる場合がございます。また、製造終了後も店頭に並んでいる場合もございますのでご了承ください」(原文ママ)。

作るのをやめても、在庫はしばらく棚に残る。いつ消えるかは店によって違い、明治は店頭の在庫を把握していない。気づくのが遅れたのは、たぶんこのせいだろう。

報道が出たのは10月8日。オトナンサーが伝えたSNSの声には「最近スーパーで見ないと思ったら…」「個人的に抹茶アイスの中で、スーパーカップが1番好きだったから悲しい」(いずれも原文ママ)が並んだ。Yahoo!ニュースに配信された記事には、1,407件のコメントが付いた。

では、また出るのか。明治はオトナンサーに「再発売してほしいといったお声もいただき、心より感謝しております」と答えたが、再開するとは言っていない。ORICON NEWSには、終売した味の再発売は基本的にしていないが、季節商品として出す場合はあると説明している。

製造終了から3か月後の2026年5月、明治はスーパーカップにクッキー味の新商品を出した。取り合いになっているのは、抹茶のほうだ。

24年続いた抹茶アイスの製造が終わったのは、2026年2月。それが報じられたのは、8か月後の10月だった。

次の視点

43万円の新型冷蔵庫、錆びて見える

Xで話題のアクア「AQR-DUX51B」

ジャンルを変えて「おもしろ」から。いま読まれています アクアの新型冷蔵庫が錆びて見えるのは、わざとだった

中止が4公演。倉敷は、無事に終わった

徳永英明、喉の不調からツアー復帰

ジャンルを変えて「エンタメ」から。いま読まれています 徳永英明、喉の不調から復帰 倉敷公演を無事に終える 中止4公演はどうなる?

40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて

――エドノフーズの江戸野誠一郎社長

ジャンルを変えて「政治経済」から。いま読まれています 銚子のサバ加工、約2割が倒産や廃業 国産に替える道はあるのか
出典

いま読まれている記事

  1. 12040年度までに県立高145校減 富山県は「閉校」の表現をやめた
  2. 2タイ王妃が737を7時間操縦して北海道へ 冷ややかな声は、なぜ出てこないのか
  3. 3「PayPayで十分」は本当? JR東「teppay」の還元率を比べてみた
  4. 4「ブルーウォーカーにスマホ乗っ取られた」 ラヴィット!6年目で初の遅刻
  5. 53位DeNAが日本シリーズへ 今年できた「2勝アドバンテージ」はなぜ使われなかった
← トップへ戻る