ビッくらポン、
1320円で売ってる

――店なら抽選2回ぶん

写真はイメージ Photo by Rizal Saputra on Unsplash

10/23 10:08 / 発信国:日本 / 記者:工藤

くら寿司×3COINSのグッズ、全9点で寿司の皿92枚ぶん 値段を計算してみた

くら寿司と3COINSが初めて組んだ「おうちでくら寿司体験」グッズが、2026年10月16日に発売されました。全9種類で、いちばん高い「おうちで回転寿司」は税込3,080円、話題の「おうちでビッくらポン!®」は税込1,320円です。

くら寿司の店舗でも同じ日から、3COINSのカラーをベースにした限定コラボステッカーが付く「豆乳グリーンスムージー」(税込300円、一部店舗で価格が異なる)が売られています。どちらも、なくなり次第終了です。

筆者が気になったのは、値段のほうです。店では食べ終えた皿を5枚ためてようやく1回まわる「ビッくらポン!®」が、1,320円で家に置けてしまいます。これは得なのでしょうか。両方の値段を、くら寿司の皿の枚数に置き換えて計算してみました。

比べるのは「家で1,320円」と「店で皿5枚」

まず中身を、両社の発表で確かめます。「おうちでビッくらポン!®」はカプセルトイのキットで、カプセルは全部で10個。うち9個は空で、残り1個に「鮮度くんフィギュア」が入っています。フィギュアは全8種のうち、どれが入るかはランダムです。「1会計につき1個まで」という購入制限が付いています。

「おうちで回転寿司」のほうは皿10枚が付属し、電源は単3形電池3本。スイッチを入れるとレーンが回ります。

一方、店の「ビッくらポン!®」は寿司皿5枚を入れて抽選が1回、スマホ注文なら税込550円ごとに1回まわる仕組みだと、GAME Watchの記事が伝えています。同じ記事には、1皿あたりの単価に10円足すと3回に1回は必ず当たる「ビッくらポン!プラス」が選べることも書かれていました。

皿に換算して計算してみた

くら寿司は2026年9月4日の価格改定で、最低価格の店舗が1皿110円になりました(計37品目)。この110円を物差しにします。

カプセルトイのカプセル
写真はイメージ Photo by Austin on Unsplash

「おうちでビッくらポン!®」の1,320円は、110円の皿12枚ぶんです。皿12枚なら店の抽選は2回。スマホ注文の550円ごとで数えても、1,320円で2回です。つまり同じ1,320円を店で使えば抽選は2回で終わり、3COINSで使えば機械そのものが残って、カプセルは何度でもまわせます。

ただし家の機械に入っている景品は、最初の1個だけです。2回目からは、中に入れるものを自分で用意することになります。

では「景品を確実に1個もらう」ならどちらが安いか。3回に1回必ず当たる「ビッくらポン!プラス」なら皿15枚で1回。110円に10円足した120円で計算すると1,800円です。この1,800円には寿司15皿が付いてきます。1,320円の機械には、寿司は付いてきません。

「おうちで回転寿司」の3,080円は、皿28枚ぶん。9点すべて買うと合計10,120円で、これは皿92枚ぶんです。4人家族なら、1人23皿食べるのと同じ金額になります。

ネットの評判

X上の反応は、記事で紹介されているかぎり好意的なものが中心でした。ライブドアニュースが伝えた声には「びっくらポンの機械安くね…?」「えっっ!!お家で回転寿司セット!?!?マジ!?!?」「え、ビッくらポン欲しいじゃん!笑」といった驚きが並びます。「くらの持ち帰りをするときにいつも困ってたから、くらのエコバッグ大変助かります!」という、実用の面を喜ぶ声もありました。

LASISAの記事では「おうちでビッくらポンのガチャマシン欲しい!」「ネイルチップ可愛すぎる」という声が挙がっています。BuzzFeed Japanの購入レビューは、売り場に人だかりができ「筆者を含め6人連続でこのおもちゃを購入していました」と書き、「絶対争奪戦だと思って開店前に行った」というSNSの声も紹介していました。

高すぎるという声や、コラボそのものへの否定的な声は、筆者が読んだ記事の中では見つけられませんでした。

まとめ

数字を並べてみると、グッズが目的なら3COINSで1点買うのがいちばん安く、寿司が目的なら店で皿を重ねたほうが食事ぶんだけ得、という当たり前の形になりました。割れるのはそこから先です。1,320円で機械を買って外れのない遊びを手に入れるか、1,800円払って寿司15皿と「必ず1回当たる」をもらうか。筆者なら後者を選びますが、これは寿司を食べる前提の人の計算です。

出典

くら寿司と3COINSの各プレスリリース、くら寿司の価格改定リリース、GAME Watch、家電 Watch、流通ニュース、めざましmedia、BuzzFeed Japan、ライブドアニュース、LASISAの各記事を参照しました。

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