防災メールのアドレスから
カードの確認?

――島田市に届いた、住民からの通報

写真はイメージ Photo by Brett Jordan on Unsplash

10/22 00:53 / 発信国:日本

防災メールのアルカディアから詐欺142万通 87万通は名簿にないアドレスへ

静岡県島田市に、「市の防災メールのドメインから架空請求のメールが9件届いた」という通報があった。10月13日から20日にかけての話だ。防災情報だと思って開いた人は、たぶんいる。

防災メールの配信を請け負うアルカディア(大阪府箕面市)が、不正アクセスを受けた。10月13日の午前1時17分から7時16分までに、その会社のシステムからフィッシング詐欺のメールが142万3428通送られていた。会社が10月21日に公表した。ほかの自治体でも、カード会社を名乗る不審なメールが届いていると報じられている。

142万通のうち、87万通は名簿の外

数字で引っかかるのはここだ。会社の発表によると、142万3428通のうち、少なくとも86万9575通は、アルカディアが社内に持っているメールアドレス宛てではなかった。

つまり、盗まれた名簿に送られただけの話ではない。攻撃者は別のどこかで用意したアドレスの束を、防災メールという信用のある送り口に流し込んでいたことになる。その宛先がどこから来たものかは、公表されていない。

漏れたおそれのある情報も多い。メールアドレスは最大で約313万6000件、電話番号は約10万5000件、FAX番号は約1万5000件。さいたま市で3万4783件、横須賀市の防災メールで4万7065件、島田市で7583件と、全国の自治体の登録者が並ぶ。

入り口はふさいだのに、裏口から

時系列も分単位で公表されている。侵入が始まったのは10月11日の午前6時26分。会社が気づいたのは同じ日の午後11時40分。データベースに異常な負荷がかかっていたからだった。12日午前3時に侵入経路をふさいだ。

サーバーが並ぶ部屋
写真はイメージ Photo by Winston Chen on Unsplash

それでも止まらなかった。13日午前0時10分、バックドアから不正なメールの送信が始まる。配信が止まったのは同日午前7時16分。全サービスの復旧は15日午後3時10分で、侵入開始から約105時間後だった。

まだ分かっていないこと

会社は、ダークウェブに情報が出ていないかどうかの調査を、外部の機関に頼むとしている。87万通の宛先がどこから来たのか、盗まれた情報がどこまで使われたのかは、まだ出ていない。続報が出るとすれば、この調査の結果だろう。

次の視点

43万円の新型冷蔵庫、錆びて見える

Xで話題のアクア「AQR-DUX51B」

ジャンルを変えて「おもしろ」から。いま読まれています アクアの新型冷蔵庫が錆びて見えるのは、わざとだった

中止が4公演。倉敷は、無事に終わった

徳永英明、喉の不調からツアー復帰

ジャンルを変えて「エンタメ」から。いま読まれています 徳永英明、喉の不調から復帰 倉敷公演を無事に終える 中止4公演はどうなる?

40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて

――エドノフーズの江戸野誠一郎社長

ジャンルを変えて「政治経済」から。いま読まれています 銚子のサバ加工、約2割が倒産や廃業 国産に替える道はあるのか
出典

いま読まれている記事

  1. 12040年度までに県立高145校減 富山県は「閉校」の表現をやめた
  2. 2「PayPayで十分」は本当? JR東「teppay」の還元率を比べてみた
  3. 3「ブルーウォーカーにスマホ乗っ取られた」 ラヴィット!6年目で初の遅刻
  4. 4タイ王妃が737を7時間操縦して北海道へ 冷ややかな声は、なぜ出てこないのか
  5. 53位DeNAが日本シリーズへ 今年できた「2勝アドバンテージ」はなぜ使われなかった
← トップへ戻る