ドローンって、
空を飛ぶやつだろう
――賞を取ったその機械は、タイヤで雪を押す
CEATECで賞を取った「除雪ドローン」は、空を飛ばない
技術の展示会「CEATEC 2026」で、モビリティイノベーション賞を取った製品がある。名前は「除雪ドローン®」。作ったのはエバーブルーテクノロジーズ(東京都調布市)と、北海道の六花重工だ。
ドローンと聞けば、プロペラで浮かぶあれを思う。雪の上を飛んで、風で雪を吹き飛ばすのだろうか。
実機も会場に出ていた。インプレスによると、離れた場所から操作できる。アプリ「ebCONNECT」で通る順に点を置けば、自分で走る。LiDARも、位置を正確に測る衛星アンテナも付いている。いかにもドローンだ。
ところが、飛ばない。
インプレスの記事の説明は「小型電動UGVプラットフォーム(無人地上車両)」。つまり、人が乗らない車だ。大きなタイヤで動き、曲がるときは左右のタイヤの回し方を変える。レンタル向けの「除雪ドローンPRO」は、全長1.1mで重さ約95kg。一度に押せる雪の幅は約0.7m。平らな道での最高速度は時速6km。全部、地面の上の話だ。
航空法が「無人航空機」と呼ぶのは、飛ばせる機体だけだ。飛ばないこの機械は、法律の上ではドローンに入らない。それでも「除雪ドローン®」は、会社の登録商標だ。
もとの仕事は、海にあった
では、なぜドローンなのか。Forbesの記事によると、この会社は、風の力だけで長く走る帆船型のドローンや、浅い場所も進むボートを作ってきた。船を人なしで動かす技術を陸の困りごとに使おうとして、除雪ドローンに手を付けた。公式サイトのドローン一覧も、陸上・水上・航空の3つだ。人が乗らずに動けば、空でも海でも陸でもドローン、ということらしい。
はてなブックマークでは89人が登録し、38件のコメントが付いた。目立つのは名前への引っかかりで、「分類としてはドローンなんだろうけど思ってたんと違った」という声があった。雪国で足りるのかを心配する声もある。1回の充電で走れるのは3時間、充電には6〜10時間かかるからだ。
会社の発表では、賞が評価したのは除雪だけではない。物を運ぶ、何かを引くといった使い方もできる。雪のない季節にも、出番はあるわけだ。
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40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて
――エドノフーズの江戸野誠一郎社長
- 小型・電動の「除雪ドローン」が雪国の課題に対応(INTERNET Watch)
- 「除雪ドローン®」がCEATEC AWARD 2026「モビリティイノベーション賞」を受賞(PR TIMES)
- エバーブルーテクノロジーズ、新型「除雪ドローン®」2026年モデルを発表(PR TIMES)
- エバーブルーテクノロジーズ公式サイト
- 雪国生まれの除雪ドローン、玄関から道路までを積もらせない(Forbes JAPAN)
- エバーブルーテクノロジーズ、新モデル「除雪ドローンPRO」をリリース(DRONE)
- 飛行ルール(航空法第11章)の対象となる機体(国土交通省)
- 「小型・電動の「除雪ドローン」が雪国の課題に対応」のはてなブックマーク