年一回使えるクーポン≒生年月日情報
合ってる?
バーガーキング公式アプリ、会員情報約1118万件が漏えい
写真はイメージ Photo by Marquise de Photographie on Unsplash
バーガーキング約1118万件流出 誕生日の登録は、ワッパー1枚の条件だった
10月15日、バーガーキングを運営するビーケー・ジャパンは、公式アプリの会員情報およそ1,118万件が漏れたと発表した。漏れていたのは会員ID、メールアドレス、氏名(漢字・カナ)、電話番号、性別、都道府県、そして生年月日。ハンバーガーのアプリが、そこまで知っていた。
会社の説明では、第三者がシステムに入り込んでいたのは10月2日から7日。異常に気づいて調べたところ、13日になって会員情報の漏えいが分かった。発表は、その2日後だ。
では、何が漏れていないのか。カード番号は、会社がそもそも預かっていない。だから漏れていない。ログインに使うパスワードも、いまのところ漏れた形跡はないという。不正利用などの二次被害も、まだ出ていない。
侵入経路と詳しい原因は、外部の専門機関と一緒に調査中だ。会社はまず不正なアクセス元との通信を止め、対策本部を置き、個人情報保護委員会にも届けた。対象の会員への連絡も、順に進めているという。
誕生日の登録は、ワッパー1枚の条件だった
ここで、気になることが1つある。ハンバーガーのアプリが、なぜ生年月日まで持っていたのか。
答えは、クーポンだ。公式サイトのメンバーシップの説明を見ると、誕生月に使えるクーポンとして「ワッパー®無料クーポン×1枚」が挙がっている。使えるのは年に1枚。そのすぐあとに、小さく「(会員登録で誕生日のご登録が必要です)」とある。
だれかがズルをしたわけではない。使う側は無料のワッパーがほしかっただけで、会社は誕生日を登録してもらう仕組みにしていた。筋は通っている。通っているのだが、約1,118万件の会員情報と、年に1枚のワッパーを並べてみると、つり合いが取れている気はしない。
いま、何に気をつけるか
会社が呼びかけているのは、バーガーキングをかたる不審なメールやSMS、電話への注意だ。挙げているのは3つ。リンクを踏まない、添付ファイルを開かない、会員情報やパスワードを打ち込まない。
氏名もメールアドレスも電話番号も生年月日も言い当ててくる相手から「本人確認です」と言われたら、本物だと思ってしまいそうだ。
パスワードなら、変えられる。生まれた日は、変えられない。
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