サケの代わりに、、、
フグとマヒマヒが大量(泣
北海道・斜里町の秋サケ漁
サケが半分に減った北海道の網にハワイの高級魚マヒマヒが入っている
サケの水揚げが多く、「サケ日本一の町」とも呼ばれる北海道・斜里町。その網から、ハワイの高級魚が出てきた。
2026年の秋サケ漁は、記録的な不漁だ。漁獲量は全体で去年の半分。ひどい日は、去年の10分の1まで落ちた。代わりに網に大量に入るのが、シイラである。ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、名物料理にもなっている魚だ。斜里町の漁船、第二十一北洋丸の伊藤正吉代表が、テレビ朝日系の取材に話している。「2日前(12日)ですかね。サケの量よりもシイラのほうが多い」。10月14日の漁では、フグも大量に入ったという。
なぜそんなことに。海水温の上昇が一因とみられている。北海道が10月6日に出した速報値では、9月末時点の秋サケの漁獲数は約210万匹。去年の同じ時期より34.1%少ない。北海道の研究機関、道立総合研究機構のさけます・内水面水産試験場によると、減ったのは4年続けてだ。比べられる1989年以降で、いちばん少ない。水温が上がって餌のプランクトンが減り、稚魚が十分に育たなかったとみている。漁獲金額も10.9%減って、約102億円だった。
1キロ20円が、200円を超えた
では、マヒマヒを秋の味にすればいい。そう思うところだが、日本ではシイラの値が安い。名前からして不利だ。実の入っていない籾を粃(しいな)と言う。シイラという名前は、この粃に形が似ているから付いた、という説がある。つまり「中身がない」である。
が、安いままではなかった。福井県では20年前、シイラは1キロ20円くらいだった。それが200円を超えた。背景には円安があり、海外へ出す量が増えたという。平均の単価が上がりだしたのは2022年ごろだ。水揚げも2014年の120トンから、2023年には594トンになった。福井放送(FBC)の特集は、題に「シイラ様」という言葉を使っている。
時期も合う。全国の漁業協同組合がつくるプライドフィッシュで、宮崎県はマヒマヒを挙げ、旬を6〜10月としている。福井では9〜10月に取れるシイラを「彼岸シイラ」と呼ぶそうだ。北海道の秋サケの季節と、ぴったり重なる。
おいしいのか、という話になる。プライドフィッシュの宮崎県のページは、淡白な身は「油との相性が特によく、天ぷらやフライ、ムニエル」に向くと書いている。
斜里の網に入ったシイラが、北海道の秋の味になるかは、まだ分からない。ただ、福井では小学生の学びから「サクサク!マヒマヒフライ」が生まれ、道の駅に並んだ。20年前に1キロ20円だった魚が、道の駅のフライになったのだ。
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