公式は、通販の
アクセサリーだけ
――サクマ製菓が書いた、見分け方
サクマドロップスの「型」、公式は売っていない
サクマ製菓が10月14日、公式Xでお知らせを出した。サクマドロップスの形を写し取った型、いわゆるモールドが、許可なく売られているという話だ。会社は型の販売事例を「複数確認しており、これらは全て弊社の許諾なく行われているものです」と書いた。顧問弁護士と相談しながら、対応を進めるという。
なぜ、いま発表したのか。理由そのものは書かれていない。ただ、お知らせは問い合わせの多さから始まる。モールドについての質問と、その型で作ったパーツやアクセサリーを売っていいかという問い合わせが、多く届いていた。そのうえで、会社はこう書いている。「企業、個人を問わず、第三者に対して、弊社商品を模ったモールド、パーツ、アクセサリー等の製造・販売について許諾を与えることはしておりません」。企業でも個人でも、型もアクセサリーもだめだという意味だ。
公式は「通販サイトのアクセサリーだけ」
では、何が公式なのか。見分け方は、お知らせの中にそのまま書かれていた。「弊社の公式商品は、弊社公式通販サイトで販売しているアクセサリーのみとなります」。この一文が線引きになる。
会社は、モールドもパーツ単体も売っていない。「今後も販売する予定はありません」とも書いた。つまり、ドロップスの形の型や、パーツだけのばら売りを見かけても、それは公式ではない。
公式の通販サイト「キャンディマーケット」をのぞくと、「公式グッズ」の棚に並んでいたのは、10月15日の時点でキーホルダー7色だけだった。クリア、クリアブルー、クリアグリーン、クリアイエロー、クリアオレンジ、クリアピンク、クリアレッド。どれも1,560円で、受注生産だ。会社のウェブサイトにある商品情報のページには、お菓子しか載っていない。アクセサリーは、通販サイトのほうにある。
3年半前も、同じ呼びかけをしていた
ここが、ややこしい。会社がこの手の注意を呼びかけたのは、今回が初めてではない。
まいどなニュースによると、2023年3月30日にも、サクマ製菓は公式ツイッター(いまのX)で呼びかけをしている。いまも会社のウェブサイトに残るそのお知らせには、複数の客から「『サクマドロップス』『いちごみるく』の公式許諾品と誤認する製品があり、間違いやすい」という意見が寄せられたとある。そこに、もう一つの見分け方が書かれていた。サクマ製菓が監修した製品には、許諾の表記が入る。分からなければ、お客様相談室(0120-153693、平日9時〜12時と13時〜16時)に聞いてほしい、とも。
当時、会社は対応を「専門家へ相談中」としていた。3年半たって、言葉は「顧問弁護士とも相談のうえ、対応を進めていく」に変わった。ただ、2023年に注意を呼びかけた対象は、許諾の表記がないグッズや手作りの商品だった。今回は、グッズを作るための型そのものだ。これから何をするのかは、今回のお知らせには書かれていない。
ネットの評判
今回のお知らせへの反応は、読めた出典には載っていなかった。確かめられたのは3年半前のぶんだ。2023年の呼びかけのとき、ツイッターには「個人で販売したらダメなのかなあ」という声が出ていた(まいどなニュース)。同じ記事によれば、許諾の表記がないグッズや手作りの商品は、ネット上に多数あった。公式かどうか迷う人は、前からいたわけだ。
公式が売っているドロップスのグッズは、いま1,560円のキーホルダー7色だけだ。型は、その中にない。
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