容器付き冷凍麺、値段と手間を秤にかけた。
ファミリーマート商品本部の話
ファミマの冷凍麺、安い作り方を知っていて選ばなかった
コンビニの冷凍麺を、容器のまま食べる。ファミリーマートの自社ブランド「ファミマル」の冷凍麺5品が、320円から478円(税込)で売られている。電子レンジで温めたら、付いてきた容器のまま食べられる。昼休みに、洗い物が出ない。
皿、洗わなくていいのか。
5品の値段はこうだ。直火で香ばしく炒めたナポリタンが320円。もちっと食感生パスタのトマトクリームとカルボナーラが、どちらも378円。牛ホルモン味噌焼きうどんが448円。海鮮とオイスターソースの旨み五目あんかけ焼そばが478円。あんかけ焼そばには、海老や貝柱、白菜など8種類の具が入る。
安い。ただ、この話の面白いところは値段ではなかった。
安い作り方は、選ばなかった
ファミリーマートは、容器を付けると高くつくと分かっている。
商品本部デリカ食品部の掛谷守如さんは、ライブドアニュースの取材にこう話した。「袋のまま調理して、お皿に移す方法のほうがコストは抑えられるんです。ただ、コンビニの商品なので、それ以上に『手間なく食べられること』を大切にしています」
安い作り方を知っていて、選ばなかったわけだ。
では、売る側がいちばん気にしているのは何か。味ではない。掛谷さんによると、冷凍食品は商品ごとに調理方法が違う。毎回パッケージを見て確認すること自体が、買うときのハードルになっているという。レンジの前で、袋の裏の小さい字を読むあの数十秒。あれが手を止めさせていると見ている。
昼ごはんの前に、読書はしたくない。言われてみれば、確かにそうだ。
もっとも、裏面を読まなくていいわけではない。五目あんかけ焼そばは500Wと600Wだけに対応し、ほかの4品は1600Wにも対応する。買うハードルを下げたい会社の商品でも、ワット数は結局確かめることになる。
それでも、一度越えた人は戻ってくるようだ。掛谷さんは「最初に手に取っていただくまでには少しハードルがありますが、一度購入された方のリピート率は高いんですよ」とも話している。
最後に、お得な話を1つ。ファミリーマートは2026年4月3日から2027年2月26日まで、毎週金曜日に割引をしている。「ファミマルKITCHEN」の冷凍食品を2個買うと、50円引きだ(フラッペ、氷、冷凍飲料、アイスは除く)。金曜に2個。皿を洗わない昼が2回、50円安くなる。
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