世界26位、残り8秒の大外刈り
柔道・谷岡成美、アジア大会女子63キロ級
世界ランク26位の谷岡成美が金?! アジア大会柔道、決め手は残り8秒の大外刈り
2026年10月1日、名古屋市の愛知国際アリーナ(IGアリーナ)。アジア大会の柔道女子63キロ級の決勝で、日本の谷岡成美(23、日本エースサポート)が北朝鮮のキム・ジヘ(27)に優勢勝ちし、金メダルを取った。決め手は、残り8秒の大外刈り。全日本柔道連盟(全柔連)の公式サイトにも、この階級の1位として谷岡の名前が載っている。
ただ、谷岡の世界ランクは26位だった。なぜ、その選手が金を取れたのか。
2位、3位、優勝、優勝、そして金
全柔連のページに並ぶ戦績を、順に見ていく。2025年4月、全日本選抜で優勝。5月のグランドスラム・カザフスタンは2位。7月のFISUワールドユニバーシティゲームズで優勝し、12月のグランドスラム・東京は3位。そして2026年2月、グランドスラム・タシケントで優勝した。6月のグランプリ・青島でも優勝している。
柔道専門のeJudoは6月29日の記事で、青島の優勝を「ワールドツアー2連勝」と書いた。その決勝は、韓国のキム・チスを横四方固で抑え込んでの勝ちだった。
では、なぜランクは26位のままなのか。国際柔道連盟のランキングの細かい計算は、今回の出典では確かめられなかった。分かるのは、全柔連に載る「優勝」が2026年に入って2つ増えた、ということだけだ。
残り55秒では、踏ん張られていた
決勝は、ほとんど動かない試合だった。TBS NEWS DIGの10月1日の記事によると、谷岡は序盤に巴投げから寝技を狙ったが、キムはしっかり対応した。背負いをかわして絞めにいっても、逃げられた。残り55秒の大外刈りも踏ん張られている。
それから47秒後。同じ大外刈りが、今度は入った。技ありを取り、残り8秒を守り切った。谷岡はこの大会、初戦は有効を取って勝ち、準決勝はゴールデンスコアの延長で一本を取っている。
この階級の日本勢の金は3大会連続になった。TBS NEWS DIGは「日本勢は2022年杭州大会の髙市未来に続き3大会連続の金メダルとなった」(原文ママ)と書いている。
母校も反応した。渋谷教育学園渋谷中学高等学校は10月3日、公式サイトで「本校卒業生の谷岡成美さん(20期生)が、第20回アジア競技大会の柔道競技に出場し、見事優勝を果たしました!」(原文ママ)と伝えた。
ネットの評判
Yahoo!リアルタイム検索で「谷岡」を見ると、全柔連や媒体の速報の投稿が並び、「残り8秒」という試合の経過が繰り返し共有されている。祝福の言葉や、試合のハイライト動画へのリンクも多い。ほかの金メダリストと並べて伝える投稿も目立つ。
話は10月1日で終わらない。10月3日の男女混合団体戦で、日本は決勝でカザフスタンに4連勝し、3連覇を決めた(時事通信、10月3日)。世界ランク26位だった谷岡成美の名前は、全柔連の発表で、個人の金と団体の金の両方に載っている。
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- 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋) 柔道競技(全日本柔道連盟)
- 谷岡 成美(全日本柔道連盟・選手プロフィール)
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