内股一本で、日本の3連覇が決まった

柔道・椋木美希/アジア大会 男女混合団体

10/14 10:00 / 発信国:日本

柔道・椋木美希が33秒で金 備えた韓国は、なぜ決勝にいなかったのか?

2026年10月3日、愛知国際アリーナ(IGアリーナ)。柔道の混合団体の決勝で、日本がカザフスタンに4-0で勝った。金メダルを決めたのは4人目、女子70キロ超級を任された椋木美希(ブイ・テクノロジー)の内股だった。始まって33秒の一本(山陰中央新報、10月4日付)。この種目ができた2018年の大会から、日本は3連覇になった(JOCの結果ページ、時事通信10月3日)。

6人のうち4人が戦ったところで、決勝は終わっている。椋木の出番は、この1試合だけだった。

前の日、韓国の選手に負けていた

椋木は10月2日、個人戦の女子78キロ超級に出ている。準決勝で韓国のイ・ヒョンジと当たり、技ありを先に取られて負けた(韓国のスターニュース、10月2日)。3位決定戦ではカザフスタンのトイシベコワ アイダを小外掛けの一本で破り、銅メダルを取った(JOCの結果ページ、全日本柔道連盟の大会ページ)。

翌日の団体戦のあと、椋木はこう話している。

「昨日の悔しさを胸に、韓国の選手ともう1回戦うことを想定して準備していました。相手は変わりましたが、やることは変わらない」(eJudo、10月4日)

相手は変わりました、とはどういうことか。

想定していた韓国は、決勝にいなかった

韓国は準決勝で、カザフスタンに3勝4敗で負けていた。6人を終えて3勝3敗。抽選で当たったのは女子の重量級で、ゴールデンスコアに入ったあと、キム・ハユンが指導を3つ受けて負けた。韓国のヘラルド経済とSBSが、10月3日にそう伝えた。

ここが、ややこしい。韓国との決着をつけたカザフスタンの選手は、トイシベコワだった。前日に椋木が小外掛けで投げた、あの相手である。椋木が頭に置いていた韓国は、ウズベキスタンとの3位決定戦に回っていた(ヘラルド経済)。その3位決定戦がどうなったかは、開いた出典では確かめられなかった。

決勝は速かった。1人目の石原樹が有効を取って先勝し、2人目の寺田宇多菜、3人目の徳持英隼も続けて勝った(時事通信、JOCの結果ページ)。そこで4人目の椋木が上がって、33秒。この金で、日本の今大会の金メダルは79個。1966年バンコク大会の78個を超え、過去最多になった(スポーツ報知)。

「自分は最後の1試合しか出番はなかったんですけど、自分の持ち味である投げがしっかり出せて良かった」(eJudo)

ネットの評判

反応は、ネットよりも柔道の専門サイトと地元の新聞に集まった。eJudoは10月4日、日本代表の談話をまとめた記事を出した。椋木が中学時代を過ごした島根県の山陰中央新報は、10月3日と4日、2日続けて椋木の名前を見出しに立てた。一方、Yahoo!ニュースのスポーツ報知の記事に付いたコメントは、2026年10月14日に見たとき2件だった。

椋木は2003年6月8日生まれの23歳。2025年11月のグランドスラム・アブダビの78キロ超級で優勝している(全日本柔道連盟)。

「個人戦の分も団体戦で(喜びを)味わえてよかった」。椋木は、そう話した(時事通信、10月3日)。

備えていた韓国との再戦は、結局、一度もないまま大会が終わった。

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