何度足をつねっても
現実でした

――事務所に入って17年の中村嶺亜が、デビュー発表の日に

写真はイメージ Photo by Zulfugar Karimov on Unsplash

10/11 13:00 / 発信国:日本

KEY TO LIT、10年以上待ったデビュー曲は「キテルヤツ」

10月10日、5人組のアイドルグループ、KEY TO LITが、CDデビューの日を12月9日と発表した。デビューシングルの題名は「KEY TERUYA2 ~キテルヤツ~」(原文ママ)。5人は全員、CDデビュー前の若手が活動する「ジュニア」で10年以上やってきた。中村嶺亜と井上瑞稀は、事務所に入って17年になる。

全形態に入るもう1曲「KEY 2 LIGHT」は、公式のジュニアCHANNELで初披露の映像が見られる。

題名の「2」は、「ツ」と読む

グループ名のKEY TO LITは「キテレツ」と読む。新しい題名にも、公式が「~キテルヤツ~」と読みを添えた。この読みに当てはめると、末尾の「2」は「ツ」になる。KEY(キ)、TERU(テル)、YA(ヤ)、2(ツ)だ。グループ名と同じ、読みの遊びだ。

では、なぜこの言葉を選んだのか。そこまでの説明は、公式サイトには出ていない。

ふざけた曲なのか、と思うかもしれない。中身はまじめらしい。公式サイトは「絆」をテーマに挙げ、「ともに歩んでいく仲間との強い結びつきを描いた一曲」と説明している。

盤は3種類。売り出し始めの分だけ作る初回限定盤AとBが1,980円、通常盤が1,320円(いずれも税込)。AとBには、CDのほかに映像のディスク(ブルーレイかDVD)が付く。通常盤には4曲と、歌の入っていない演奏だけの版が入る。全形態に、テレビ東京系の卓球テーマソング「KEY 2 LIGHT」が収録される。この曲は7月に、グループ初のタイアップとして発表されたものだ。KEY TO LITはテレ東系卓球スペシャルサポーターも務めている。

ネットの評判

卓球のラケットと球
写真はイメージ Photo by Lisa Keffer on Unsplash

8月にデビューが発表されたときは、祝う声が中心だった。モデルプレスは、ファンの声として「おめでとう!」「ずっと待ってた」「涙が止まらない」「遂に報われた」「異例すぎる」を伝えている。

10月に題名が出たあとは、少し調子が変わった。投稿を集めたまとめサイトには、戸惑いが並んだ。「キテルヤツ」が「着てるやつ」に読める、という書き込み。番号が2から始まるので、1はどこへ行ったのかと突っ込む声。グループ名そのものについて、もっとかっこいい名前でよかったのにと書く人もいた。

増上寺で泣いた日

グループが組まれたのは2025年2月。12月9日のデビューまで、約1年10か月だ。ジュニアで10年以上待った5人が、組んでからは2年たたずに出る。

なぜ、こんなに早いのか。理由の説明は、公式サイトには出ていない。リアルサウンドは、5人が結成の前から1人ずつ長くやってきたことと、この1年で一気に顔が知られたことが効いたのではないか、と書いている。数字も残っている。ライブ映像「KITERETSU FIRE」は、公式サイトが再生1,000万回超と書いている。同じリアルサウンドによると、8月19日の時点では800万回に迫っていた。2025年には、メジャーデビュー前に全国5都市で初めてのアリーナツアーもやった。

テレビも増えた。フジテレビ「ぽかぽか」には、2026年4月から木曜のレギュラーで出ている。6月にはテレビ東京系で初めての冠特番「キテレツキテル!?」があり、今は「キテレツキテル!」が毎週月曜の深夜24時30分から流れている。雑誌「anan」では初めて表紙になった。2503号は反響を受けて、急いで刷り足された。

デビューが決まったのは、2026年8月17日。東京の増上寺で開かれたファンクラブ限定のイベントで、本人たちにも知らされないサプライズとして発表された。建物に映像を映す演出でデビューの文字が出た瞬間、5人は泣いた。中村は「何度足をつねっても現実でした」と話した。猪狩蒼弥は「もう、めちゃくちゃうれしい気持ちと、俺、デビューしていいんだっていう…」と言葉を切った。

その増上寺の日の映像が、12月9日に出る初回限定盤Bに入る。

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